...寝台に曲がりこんだ男はそれを聞きながらにやりにやり笑い始めた...
有島武郎 「或る女」
...階段や曲がり角や広間があることがわからない...
海野十三 「怪星ガン」
...曲がりくねった地下道ぜんたいを...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...つぎの曲がり角に消えさるまで...
壺井栄 「二十四の瞳」
...これから二つ目の横町を右へお曲がりになる所の角へお持ちになりますと...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...ホームズのあとにつづいて曲がりくねった砂利の小道を進み...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...汽車は線路の曲がり角(かど)で見えなくなった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...果樹の木立の中の曲がりくねった小径(こみち)をたどった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道の曲がり角にて出会う...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人知れぬ曲がりくねった道程を取った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...曲がりくねった路地の奥の中庭に建っているのもあれば...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...どんなに曲がりくねっても...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...セーヌ川の両岸に沿って曲がりくねって横たわるパリを眺めた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...向こうの曲がり角(かど)の所に三郎が小さなくちびるをきっと結んだまま...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...曲がり角ごとにわづかな町すぢの變化があつた...
室生犀星 「巷の子」
...曲がりくねッた露地の溝(どぶ)板をふみ出すと...
吉川英治 「江戸三国志」
...蹌踉(そうろう)と曲がりくねって来たところで...
吉川英治 「私本太平記」
...辻の暗がりへ曲がりかけた...
吉川英治 「平の将門」
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