...手は曙の女神(オーロラ)の指のやうに...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...さて曙光(しょこう)を見た処で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...曙を待つ私の心は暗い...
種田山頭火 「赤い壺(二)」
...渋柿)曙町より(二十六)風呂桶(ふろおけ)から出て胸のあたりを流していたら左の腕に何かしら細長いものがかすかにさわるようなかゆみを感じた...
寺田寅彦 「柿の種」
...曙(あけぼの)の光が見えそめる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...四月の感じと曙(あけぼの)の感じとを与えるのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自然はすべて純潔と救助と保護と親愛と愛撫(あいぶ)と曙(あけぼの)とを発散していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例の曙町の応接間へ乗り込んで...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...曙町の応接間に伺った時に...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...曙町の自宅から学校迄の間の人家の時計を...
羽志主水 「越後獅子」
...「曙山さんは女の通りに育てられたのよ...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...その第三期の新生の曙を君は尽く涙を以て語り得る...
室生犀星 「愛の詩集」
...彼の手で抱き起こされ顔をそむけて涙を拭いたとき窓の明り障子にほのかな晩春の曙(あけぼの)の光りがさしていた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...彼は良心の曙光を認めつつ死んだのだ」……と……...
夢野久作 「暗黒公使」
...日本の曙光(しょこう)みたいな清新さが...
吉川英治 「平の将門」
...もし春曙抄本のごとき体裁の『枕草紙』以外に『枕草紙』が存しないのであるならば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...春曙抄本のごとき本に基づいて改造せられたものでなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし同様に内的連絡のある個所が春曙抄本に見いだせるとすれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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