...曙色(あけぼのいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...これが実に東西両文明の結合する曙光(しょこう)であって...
大隈重信 「日本の文明」
...紅顏(あから)をとめの曙(あけぼの)が...
薄田淳介 「白羊宮」
...わたしの想像にとってはこの家は終日この曙の精気を多かれ少なかれもちつづけ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...さて曙光(しょこう)を見た処で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...茶漬屋で曙(あけぼの)などいった店があってこんな時に客を呼んでいた...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...番紅花(さふらん)色の衣着る*曙光の神女エーオース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...曙かけて、更に日の昇るにつれて、兩陣に飛箭投槍ふり注ぎ、軍勢互に相倒る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...番紅花(さふらん)色の衣つけ曙(あけ)の神女は地を照らす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...僕たちは西方から射す曙光を待ち焦れているんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...曙染の小袖に、細身の大小をさし、髪はたぶさに結い、前髪にはむらさきの布をかけ、更にその上へ青い藺笠(いがさ)を被って顔をつつみ、丁字屋の湯女(ゆな)たちにも羞恥(はにが)ましそうに、奥の離れ座敷に燕のように身を隠します...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...群れ立つ鳩にのぼせたやうな曙光(あけぼの)を...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...ドビュッシーは始めて成功の曙光(しょこう)を認めた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...後に曙覧あるのみ...
正岡子規 「曙覧の歌」
...しこうして客観的歌想に至りては曙覧やや進めり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曙覧が新言語を用い新趣味を詠じ毫(ごう)も古格旧例に拘泥せざりしは...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曙染(あけぼのぞめ)の袂(たもと)も...
吉川英治 「源頼朝」
...春曙抄本のような形がなぜ起こったか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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