...曙(あけぼの)と夕暮とけぢめなき時幸...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「カンタタ」
...すなはち曙立(あけたつ)の王菟上(うながみ)の王二王(ふたばしら)を...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...曙(あけぼの)のように笑いながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...極度の曙(あけぼの)一 不幸者をあわれみ幸福者を恕(ゆる)すべし幸福であるのは恐るべきことである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...寿座の楽屋口は隣接の曙館(あけぼのかん)の薄暗い塀に面して居りまして...
西尾正 「陳情書」
...二人は曙館萬歳座(まんざいざ)の前を通って寿司屋横丁を過ぎ...
西尾正 「陳情書」
...新派劇の前途は此処に洋々とした曙(あけぼの)の色を認めたのであった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...我々の成功の曙光(しょこう)が現われるだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...曙覧、徳川時代の最後に出でて、始めて濶眼(かつがん)を開き、なるべく多くの新材料、新題目を取りて歌に入れたる達見は、趣味を千年の昔に求めてこれを目睫(もくしょう)に失したる真淵、景樹を驚かすべく、進取の気ありて進み得ず逡巡(ししょしゅんじゅん)として姑息(こそく)に陥りたる諸平(もろひら)、文雄(ふみお)を圧するに足る...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曙覧の歌想豊富なるは単調なる『万葉』の及ぶところにあらず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...もしそれ曙覧の人品性行に至りては磊々落々(らいらいらくらく)世間の名利に拘束せられず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...◇助手入用薬物研究物理化学初歩程度の知識要十七八乃至二十四五歳迄の男子月給二〇住込通勤随意履歴書身元保証不要毎日後五時本人来談に限る柏木一五一二狭山これは一昨年の秋、私が妻を亡くして悲歎の余り、研究に没頭して凡(すべ)てを忘れようとした時に、東都日報と、曙新聞と、東洋日日に出した広告の一つで、これを見るとまざまざとその時の事を思い浮べる...
夢野久作 「暗黒公使」
...×われは曙にさまよふ影なり...
與謝野寛 「妄動」
...ピオの目的は、関東京坂の貴顕(きけん)の間にとり入って、徐々と曙光を見、晩年には実行の端緒にはいった...
吉川英治 「江戸三国志」
...またやや曙光を見出して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...だから我々はこの種の短文を問題とするときにはひとまず春曙抄本の順序を錯簡以前のものと考え...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...春曙抄本ではかなり唐突な場所に孤立して存する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...(手紙の来ぬ)もどかしさに」と答える(春曙抄本...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索