...他曖(たわい)もない雑談を交して居りますと...
芥川龍之介 「疑惑」
...歴史が曖昧で判らない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...然れども彼は猶曖昧として後日談判の餘地なきに非ず...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その際科学と哲学との関係が単に曖昧に止まっていて良いということとは別だ...
戸坂潤 「科学論」
...その素性の曖昧な一般性を利用して...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...すべてそういう曖昧(あいまい)な多少獣的な雰囲気(ふんいき)に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の曖昧な言葉を種に...
豊島与志雄 「白蛾」
...ただたぶんこの事がらに関係がありそうに思わるるかなり曖昧(あいまい)な手記が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ところどころはなはだ曖昧(あいまい)である...
夏目漱石 「永日小品」
...まあ――」彼の返事は少し曖昧(あいまい)であった...
夏目漱石 「明暗」
...どうも昔の夫婦なんてものはまるで無意味なものだったに違いない」とひやかすのだか賞(ほ)めるのだか曖昧(あいまい)な事を言ったが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もし曖昧(あいまい)の点があるなら...
夏目漱石 「私の個人主義」
...即ち格調の曖昧な...
萩原朔太郎 「青猫」
...所々曖昧な部分がのこっていることに気がついたが...
平林初之輔 「犠牲者」
...詩人となるや、彼は曖昧模糊な、不安定な存在となつてしまふ...
ライナア・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「モオリス・ド・ゲラン」
...「つまりウィルビイ・ハーコートさんの筆名ですか」ハーコート氏は曖昧(あいまい)に笑った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...口に何か呟き居られども曖昧模糊として速記し難し...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...万事きっと曖昧な所へ落ちて行く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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