...私はその魂をいやが上にも清らかに曇りなくしたいと念じたのです...
芥川龍之介 「悪魔」
...大寺院はどんより曇った空にやはり高い塔や円屋根(まるやね)を無数の触手のように伸ばしています...
芥川龍之介 「河童」
...ただ曇って鈍い水の光り...
伊藤左千夫 「奈々子」
...黒目勝の眼の中も曇つてゐず脣や歯ぐきの血色を見ても...
心猿 「荷風翁の發句」
...柄杓どの(酔ざめに)・月がぱち/\お風呂がわいた夜ふかうして白湯(サユ)のあまさよ追加乞ひあるく道がつづいて春めいてきた三月一日曇つて寒い...
種田山頭火 「其中日記」
...ちよつと街のポストまで、そしてちよつと一杯!夕蝉なけばまた一杯やりたいな!・風がふきぬけるころりと死んでゐる(自弔)七月十日晴、曇、夕立がきさうだつたが、バラ/\と落ちたゞけ...
種田山頭火 「其中日記」
...忘れられてあるざくろの実・糸瓜からから冬がきた・おちついてゐる月夜雨降る・月の落ちた山から鳴きだしたもの十一月十八日雨はれて曇...
種田山頭火 「其中日記」
...星がちか/\またたきだした・寝ころぶや知らない土地のゆふべの草・旅は暮れいそぐ電信棒のつく/\ぼうし・おわかれの入日の赤いこと八月廿二日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...……(九日)・うれしいことでもありさうな朝日がこゝまで・はたしてうれしいことがあつたよこうろぎよ・飛行機はるかに通りすぎるこほろぎ・つめたくあはただしくてふてふ・ひつそりとおだやかな味噌汁煮える・百舌鳥もこほろぎも今日の幸福・水をわたる誰にともなくさようなら・月の澄みやうは熟柿落ちようとして・酔ひざめの風のかなしく吹きぬける(改作)十月十日晴――曇...
種田山頭火 「其中日記」
...――・借金の話九月十五日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...さうして、今迄の笑顔は消えて、その面持は、一寸曇つてゐた...
津村信夫 「猟人」
...語尾に妙な曇りがあった...
豊島与志雄 「白血球」
...曇った空を燕(つばめ)が二羽飛んでいる様が大いに愉快に見えた...
夏目漱石 「それから」
...その涙にすっかり曇ってしまった彼の眼ではすでにカルルをうまく見わけることができなくなっていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...その鏡が曇っていたり...
三木清 「哲学入門」
...わたくしは壽阿彌が曇(どんてう)と號したのは...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...自分達が浮世絵の博物館を訪(と)ふた時は曇つた日の午後三時頃であつたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...行軍のうえに薄ら寒く曇っている冬の陽を仰ぎながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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