例文・使い方一覧でみる「暮靄」の意味


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...江戸川の櫻花、目白臺の暮靄、牛込、麹町の瓦鱗樹木、眼界甚だひろく、殊にこゝより眺むる富士山は、東京にては最も高く見ゆ...   江戸川の櫻花、目白臺の暮靄、牛込、麹町の瓦鱗樹木、眼界甚だひろく、殊にこゝより眺むる富士山は、東京にては最も高く見ゆの読み方
大町桂月 「小石川臺」

...殷紅血を流すが如き夕燒の空を背にして進みゆくほどに、暮靄、乾坤を封じて、老杉の下の小路くらく、燈を點ずる頃、鹿野山宿に達す...   殷紅血を流すが如き夕燒の空を背にして進みゆくほどに、暮靄、乾坤を封じて、老杉の下の小路くらく、燈を點ずる頃、鹿野山宿に達すの読み方
大町桂月 「房州紀行」

...終に全く暮靄の外に消えぬ...   終に全く暮靄の外に消えぬの読み方
大町桂月 「房州紀行」

...暮靄(ぼあい)ひとめ避けつつ...   暮靄ひとめ避けつつの読み方
太宰治 「懶惰の歌留多」

...入江に続く蘆の湖は漫々として遠く暮靄の羅衣に隠れ...   入江に続く蘆の湖は漫々として遠く暮靄の羅衣に隠れの読み方
谷崎潤一郎 「金色の死」

...暮靄(ぼあい)の中に富士の薄く出ているところと...   暮靄の中に富士の薄く出ているところとの読み方
田山花袋 「田舎教師」

...一番遠くの谷の底に暮靄の中に微かに見えてゐるのは宮城野の人家の灯である...   一番遠くの谷の底に暮靄の中に微かに見えてゐるのは宮城野の人家の灯であるの読み方
近松秋江 「箱根の山々」

...今しも蒼然たる暮靄(ぼあい)に包まれ一面に煙り渡った底から...   今しも蒼然たる暮靄に包まれ一面に煙り渡った底からの読み方
永井荷風 「日和下駄」

...隣家の小楼はよく残暑の斜陽を遮ると雖(いえども)晩霞(ばんか)暮靄(ぼあい)の美は猶此を樹頭に眺むべし...   隣家の小楼はよく残暑の斜陽を遮ると雖晩霞暮靄の美は猶此を樹頭に眺むべしの読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

......   の読み方
中原中也 「山羊の歌」

...函館(はこだて)の町はしらじらとした暮靄(ぼあい)の中に包まれてゐたが...   函館の町はしらじらとした暮靄の中に包まれてゐたがの読み方
「處女作の思ひ出」

...まだたしかに都会らしいおつとりとした暮靄の美と情趣とが失はれてはゐなかつた...   まだたしかに都会らしいおつとりとした暮靄の美と情趣とが失はれてはゐなかつたの読み方
三好達治 「銀座街頭」

...暮靄(ぼあい)を衝いて...   暮靄を衝いての読み方
吉川英治 「三国志」

...暮靄(ぼあい)の山へ帰ってしまった...   暮靄の山へ帰ってしまったの読み方
吉川英治 「三国志」

...そこから暮靄(ぼあい)遠く...   そこから暮靄遠くの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...お城は暮靄(ぼあい)にかすんで来た...   お城は暮靄にかすんで来たの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...虹いろの暮靄(ぼあい)が映(さ)していた...   虹いろの暮靄が映していたの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...暮靄(ぼあい)につつまれた大和の山々は...   暮靄につつまれた大和の山々はの読み方
和辻哲郎 「古寺巡礼」

「暮靄」の読みかた

「暮靄」の書き方・書き順

いろんなフォントで「暮靄」


ランダム例文:
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