...田にも、森にも、暮烟たなびきて、日暮れむとす...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...うち渡す暮烟の中に...
大町桂月 「杉田の一夜」
...暮烟が四辺(あたり)にうっすらとかかると...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...晩霞散じて暮烟紫に天地を罩(こ)むるや人家の燈影亦目を慰むるに足る...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...目に入るものは蒼茫(そうぼう)たる暮烟(ぼえん)につつまれて判然としていなかったのも...
永井荷風 「元八まん」
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