...全然暮し向きの問題には触れなかつた...
芥川龍之介 「秋」
...暮し向きの楽な人は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...つまり内福なんですね……暮し向きは...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...家(うち)の暮し向きを...
徳永直 「戦争雑記」
...暮し向きは財政が元でございますからなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の方はまだ先生の暮し向きに関して...
夏目漱石 「こころ」
...どういうものか急に暮し向きが思わしくなくなって――つまり古賀さんがあまりお人が好過(よす)ぎるけれ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...人を殺すに暮し向きの事なんか考えるものか」「だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのかすりを取ることばかり考えているんだ」「清五郎と七平の暮し向きはどうだ」「野幇間(のだいこ)を稼業のようにしているくせに近頃は大変な景気だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから聟の仲屋の暮し向きから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し暮し向きが惡くなれば寄りつかなくなる人達です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの暮し向きの贅澤なのを見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく底光りのする暮し向きです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私のほうが彼よりはいくらか暮し向きが楽だったので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...二人の暮し方や暮し向きについては知らぬ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...質素(ひっそり)とした暮し向きでもわかる」「のみならず...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...細かな暮し向きのことでは子供よりも從順であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...暮し向きも気楽になり...
吉川英治 「三国志」
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