...其の暢情(ちょうじょう)快心の量却ツて大きく...
石井研堂 「研堂釣規」
...これほど暢氣な、さうして比較的長い間休息することの出來る病氣は恐らく外にないだらうと思ふ...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...そこらで一休みしましょうか」お千代の暢気は果てしがない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...流暢なる英語であった...
海野十三 「地球要塞」
...「三十番街を左に曲れ」と流暢(りゅうちょう)な中国語を発し...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...三人暢夫と謀り十年ばかりも名望を養えと申し置き候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...少しは気も暢(の)びてきますよ」「それでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも常識を欠いた暢気(のんき)な行動である...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...(――)よく見るとその顔にどことなく平常からの暢気さが早表はれて...
牧野信一 「浪曼的月評」
...暢氣だな宵のうちから寢てゐてと大河内君がいひ...
室生犀星 「京洛日記」
...他人事を相談されているような暢気な顔である...
矢田津世子 「女心拾遺」
...暢気そうに歩きだした...
山本周五郎 「青べか物語」
...「暢気(のんき)な人たちだな」「だってほんとなんですもの」おそのは細い肩を左右にゆすり...
山本周五郎 「さぶ」
...かういふ暢氣家さんである...
吉川英治 「折々の記」
...性行淑均(しゅっきん)軍事に暁暢(ぎょうちょう)し...
吉川英治 「三国志」
...暢気(のんき)な」「違うか」「いやさ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これが決して暢気(のんき)な遊びでないことはいうまでもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...呑ン兵で助平で暢気坊(のんきぼう)ときているフラフラ医者...
吉川英治 「新・水滸伝」
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