...いかにも暢氣なものである...
會津八一 「趣味の向上」
...流暢(りゅうちょう)なロシア語で一喝(かつ)した...
海野十三 「空中漂流一週間」
...鳥渡わからぬやうな符徴の入つた流暢な話し振...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...その天稟(てんぴん)十分の枝葉を繁茂暢達(ちょうたつ)せしむること能はずして...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...暢(の)びやかなところが多い...
中里介山 「大菩薩峠」
...暢気(のんき)なガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今に始めぬガラッ八の暢気さが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今に始めぬガラツ八の暢氣(のんき)さが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――それはそれは暢気な話ばかりでしたよ」この孝行娘は十分に賢こかったにしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――それに奥さんも割合に暢気(のんき)なお方なので...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...暢々(のびのび)したひろさでさして来た...
宮本百合子 「「インガ」」
...丸山の阿部邸には一種便安舒暢(べんあんじよちやう)の気象が満ちてゐたかとおもはれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが暢(のん)びりとこだまして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「そんな暢気(のんき)なことを云っている場合ではないぞ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...至って暢(の)ンびりと...
吉川英治 「新書太閤記」
...王進は元来の暢気者(のんきもの)ですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...暢気(のんき)であろうな...
吉川英治 「親鸞」
...「暢気(のんき)屋さん――」という綽名(あだな)があり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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