...暢気(のんき)な彼もそのことを考えぬではなかったが...
犬田卯 「米」
...暢気(のんき)なやうで実はなか/\危(あぶな)つかしい...
薄田泣菫 「茶話」
...實に流暢に話が進んで行く...
高田力 「ベーシック英語」
...日本人と寸分変りない流暢(りゅうちょう)さですが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...彼女はいつも同じように悠暢であった...
近松秋江 「黒髪」
...節々の暢びやかに育つた彼は...
徳田秋聲 「老苦」
...どうも自分は暢気(のんき)な性質に生れ過ぎているのかも知れないと考え...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあ自分の好きな事を暢気にやって行くのが...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...この人のは流暢(りゅうちょう)だとか...
夏目漱石 「思い出す事など」
...鈴売りになるのも悪くない――といったような暢気(のんき)な気持になっておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そりゃ暢気でしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ねえつていふのさ!」チューブには教父(クーム)の相も変らぬ暢気らしさが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...このほかに言葉の流暢活発を得るの利益は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「お母様は結婚なさる前にも暢気でいられた?」と突込んで来た...
堀辰雄 「菜穂子」
...暢々(のびのび)したひろさでさして来た...
宮本百合子 「「インガ」」
...そう暢気(のんき)なまねはしちゃあいられないんですから」「それは諦めたほうがいい」と登は怒りを抑えて云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...王進は元来の暢気者(のんきもの)ですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――きっと暢気(のんき)に春先の空へ紙凧(たこ)でも揚げて遊んでいるのかも知れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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