...同時に粗(そぞう)なるを流暢に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これほど暢氣な、さうして比較的長い間休息することの出來る病氣は恐らく外にないだらうと思ふ...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...この夏中百日を暢心(ちやうしん)静居の界に遊ばんとす...
石川啄木 「閑天地」
...暢気に喋り立てる...
石川啄木 「鳥影」
...草の実の採入れは、それとは趣の異った、暢気な、間のぬけた、ほんのちょっとした気慰みの仕事に過ぎないが、それでも、そのなかに閑寂そのものの味が味われないこともない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...至って暢気(のんき)な人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...友を訪えば夫の席に出て流暢(りゅうちょう)に会話を賑(にぎや)かす若い細君...
田山花袋 「蒲団」
...そんな暢気(のんき)なことを考えて...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...人はもっと暢達たる風貌になるものだ...
豊島与志雄 「傍人の言」
...あんな暢気(のんき)な顔は出来るものじゃない」「なるほどね」「それに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暢気者のガラッ八も妙に沈んでしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また林木成長して神威も暢るころ世は太平となる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...暢々(のびのび)したひろさでさして来た...
宮本百合子 「「インガ」」
...人の心を温雅にし明暢にする...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...暢気(のんき)なもんだよ」それから...
吉川英治 「私本太平記」
...日吉の暢気顔(のんきがお)をながめたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...暢々(のびのび)と身をやすめていたほうが得策(とくさく)じゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...水にそって歩くのはなんとなく心の暢(の)びるものである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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