...暢気(のんき)そうに...
伊藤左千夫 「春の潮」
...そこらで一休みしましょうか」お千代の暢気は果てしがない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...流暢な英語で次ぎのやうな事をいつた...
薄田泣菫 「茶話」
...暢気(のんき)そうに睡(ねむ)ってるじゃねえか」「終夜(よっぴて)稼いだお疲れか」二人は斜(ななめ)に拝殿の前の方へ往こうとしていた...
田中貢太郎 「春心」
...暢気(のんき)な縁先の仕事はできないものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...暢氣(のんき)らしい話をして居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暢(のび)やかなものとし...
宮本百合子 「現代の主題」
...抑揚があつて流暢...
三好達治 「棋家の文章など」
...昔はわたしの心を奪った彼の流暢も奇想も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな暢気(のんき)な場合じゃあねえさ」二人がいつもいっしょにいたがるのは...
山本周五郎 「季節のない街」
...暢(のん)びりした調子で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...『みよし』のおてつという女あるじは肚のひろい暢気(のんき)な性分で...
山本周五郎 「契りきぬ」
...暢気(のんき)に寝ておるというではないか...
吉川英治 「三国志」
...それも暢気(のんき)でいいかも知れませんな」統は辞令を受けると...
吉川英治 「三国志」
...どこか暢(のん)びり間のびしているところなど...
吉川英治 「私本太平記」
...何も知らず暢気(のんき)な顔をしておるのう」舟が川の中ほどへ出た頃...
吉川英治 「新書太閤記」
...暢(の)んびりした顔をならべた百姓たちは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...暢気(のんき)ね」「仲がいいってことかい」「その位だったら...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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