例文・使い方一覧でみる「暗々裡」の意味


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...葉子は自分のして見せる蠱惑的(こわくてき)な姿態(しな)がいつでも暗々裡(あんあんり)に事務長のためにされているのを意識しないわけには行かなかった...   葉子は自分のして見せる蠱惑的な姿態がいつでも暗々裡に事務長のためにされているのを意識しないわけには行かなかったの読み方
有島武郎 「或る女」

...横浜出航以来夫人から葉子が受けた暗々裡(あんあんり)の圧迫に尾鰭(おひれ)をつけて語って来て...   横浜出航以来夫人から葉子が受けた暗々裡の圧迫に尾鰭をつけて語って来ての読み方
有島武郎 「或る女」

...新聞紙の報道を半分虚伝と思いつつも暗々裡(あんあんり)に認める外はなかった...   新聞紙の報道を半分虚伝と思いつつも暗々裡に認める外はなかったの読み方
内田魯庵 「美妙斎美妙」

...暗々裡(あんあんり)にいたわり慰めてくれているものと取れたが...   暗々裡にいたわり慰めてくれているものと取れたがの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...そのくらいはまだよいとして弟子共が持って来る中元や歳暮(せいぼ)の付け届け等にまで干渉(かんしょう)し少しでも多いことを希望して暗々裡(あんあんり)にその意を諷(ふう)すること執拗(しつよう)を極めたある時盲人の弟子があり家貧しき故に月々の謝礼も滞(とどこお)りがちであったが中元に付け届けをすることが出来ず心ばかりに白仙羹(はくせんこう)をひと折買って来て情を佐助に訴え...   そのくらいはまだよいとして弟子共が持って来る中元や歳暮の付け届け等にまで干渉し少しでも多いことを希望して暗々裡にその意を諷すること執拗を極めたある時盲人の弟子があり家貧しき故に月々の謝礼も滞りがちであったが中元に付け届けをすることが出来ず心ばかりに白仙羹をひと折買って来て情を佐助に訴えの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...だがあなたが暗々裡にそうした氣持をいだいていた以上...   だがあなたが暗々裡にそうした氣持をいだいていた以上の読み方
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」

...富子が暗々裡にその解決を迫っているのが彼にはよく分っていた...   富子が暗々裡にその解決を迫っているのが彼にはよく分っていたの読み方
豊島与志雄 「囚われ」

...暗々裡に私を警戒させるのだ...   暗々裡に私を警戒させるのだの読み方
豊島与志雄 「理想の女」

...文化的獨立をしようといふ考が暗々裡に動いて居つたので...   文化的獨立をしようといふ考が暗々裡に動いて居つたのでの読み方
内藤湖南 「日本文化の獨立」

...暗々裡にかずをかさねているのではないか...   暗々裡にかずをかさねているのではないかの読み方
西尾正 「放浪作家の冒険」

...暗々裡(あんあんり)に妻をして自身の地位を固くせんが為め...   暗々裡に妻をして自身の地位を固くせんが為めの読み方
福沢諭吉 「女大学評論」

...暗々裡の物々しい争奪が演ぜられてゐたといふことであつた...   暗々裡の物々しい争奪が演ぜられてゐたといふことであつたの読み方
牧野信一 「バラルダ物語」

...暗々裡(あんあんり)に我進歩を礙(さまた)げ...   暗々裡に我進歩を礙げの読み方
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」

...暗々裡(あんあんり)に日本諸島の開発に...   暗々裡に日本諸島の開発にの読み方
柳田国男 「海上の道」

...いつのまにか暗々裡(あんあんり)に入り込んでいた生活変化は...   いつのまにか暗々裡に入り込んでいた生活変化はの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...暗々裡(あんあんり)にその選択を左右した微細の力があったことは確かだが...   暗々裡にその選択を左右した微細の力があったことは確かだがの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

...現在の人類繁栄は実に暗々裡に彼らの安寧を侵蝕しているのである...   現在の人類繁栄は実に暗々裡に彼らの安寧を侵蝕しているのであるの読み方
柳田国男 「雪国の春」

...暗々裡な庇護がうごいていた...   暗々裡な庇護がうごいていたの読み方
吉川英治 「平の将門」

「暗々裡」の読みかた

「暗々裡」の書き方・書き順

いろんなフォントで「暗々裡」


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