...体を起しかけたら忽ち眩暈(めまい)がして前倒(のめり)そうになった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...と藥水(やくすゐ)を飮干(のみほ)すとやがて眩暈(げんうん)したる思入(おもひいれ)にて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...私はまあそう思いますねぐらいのところで暈(ぼ)かしながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼は眩暈(めまい)を感じはじめ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...……と突然――(彼はそれほど弱っていたのだ)――眩暈(めまい)にとらえられて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おのずから暈(ぼか)されて...
夏目漱石 「草枕」
...暈(ぼか)したように曲線を陰に曳(ひ)いて去る...
夏目漱石 「虞美人草」
...また眩暈に襲われた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...ふらふらッと眩暈(めまい)がした...
北條民雄 「いのちの初夜」
...空が暈(ぼ)かされて日の影がなく日が暮れた...
本庄陸男 「石狩川」
...蕾ニアツテハ尖ニ淡紅暈ヲミル...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ヘレネ眩暈(めまい)のした時わたくしを取り巻いていた寂しい境からよろめきながら出て来たので...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...我々を眩暈(めまい)や気絶に投げいれることもある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...眩暈(めまい)に似たものをおぼえながら...
山川方夫 「夏の葬列」
...眼の下に黝(くろ)ずんだ暈(くま)ができている...
山本周五郎 「柳橋物語」
...その星の光をよく見ていると虹色の暈(かさ)がぼっとさしていた...
吉川英治 「三国志」
...眩暈(めまい)をおぼえて...
吉川英治 「三国志」
...クロは白蝶群(はくちょうぐん)の毒粉(どくふん)に眩暈(よっ)て...
吉川英治 「神州天馬侠」
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