...風流不風流を論じている暇はなく...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...しみ/″\と味わう暇もなく...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...あまり品行方正だつたからか、たうとうからだをいためたらしい!朝、お暇乞する...
種田山頭火 「其中日記」
...寸暇もない勤労に...
中谷宇吉郎 「異魚」
...もう暇乞(いとまご)いをして帰ろうかと思っていますと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうせ暇(ひま)も金も下さらないのなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御機嫌に違ひたらばそれまでとして遊びの代りのお暇を願ひしにさすがは日頃の勤めぶりもあり...
樋口一葉 「大つごもり」
...手習の暇に順番を定め...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...近頃は少し暇だと直ぐ過去を憶出(おもいだ)す...
二葉亭四迷 「平凡」
...暇を見つけて来ます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...数日前に暇(いとま)を遣つた仲間が一人交つてゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...未だ間暇に御坐候」の一節は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを引き出して鞍をおくのにもなかなか暇がかかるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほかに幾らも考えだす暇はあるだろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...手代の徳次郎だけが暇を取って自分の店を出したということであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...さりげなく暇を告げ...
吉川英治 「三国志」
...物の値打ちも余暇の愉しみようも知らぬ不風流者...
吉川英治 「私本太平記」
...新たな起債が行われるまでにその正当な水準に落着く暇がなく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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