...廿一日の暁天(ぎょうてん)にあたって余吾(よご)のみずうみのかなたがにわかにさわがしく相成(あいなり)...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...暁天の蛙声はよかつた...
種田山頭火 「行乞記」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
...暁天から屋敷の鋲門(びょうもん)を八文字に押(お)っ開(ぴら)かせた...
吉川英治 「剣難女難」
...暁天にひるがえっている楼頭の旗はすべて曹操軍の旗だったので...
吉川英治 「三国志」
...開戦の大号令一下あるのみだ」大号令(だいごうれい)一柴桑城(さいそうじょう)の大堂には、暁天、早くも文武の諸将が整列して、呉主孫権の出座を迎えていた...
吉川英治 「三国志」
...暗い暁天のどこかを...
吉川英治 「私本太平記」
...暁天(ぎょうてん)の闇(やみ)をすかしたふたりは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊那丸(いなまる)は狭(せま)い暗黒(あんこく)から暁天(ぎょうてん)へみちびかれて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まだ暗い暁天(ぎょうてん)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...元朝の例をすまして、信長が本曲輪(ほんぐるわ)の広庭を、大玄関のほうへ迂回(うかい)して来ると、中門あたりからその辺まで、埴輪(はにわ)土器のような泥にまみれた武将とその部下が、暁天の下に、白い息を髯(ひげ)に凍らせて、粛然(しゅくぜん)と整列していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝は暁天から蟻(あり)のごとくゾロゾロ出てゆき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...暁天でございますぞ」有明けの空とともに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...暁天(ぎょうてん)の星(ほし)といってよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...なおまだ暁天も暗いうちに...
吉川英治 「平の将門」
...暁天(ぎょうてん)の光を見たなら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きょうの暁天(ぎょうてん)から...
吉川英治 「源頼朝」
...二十四日暁天(ゲウテン)...
吉川英治 「源頼朝」
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