...智者を待つて後始めて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...まずヨブを以て智者にあらずと断じたるのち...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...両党の合同にも張良の如き智者もあろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...寒山が『智者君抛レ我...
大町桂月 「十和田湖」
...私(わたし)は此(こ)の町(まち)にゐて唯(たゞ)一人(ひとり)の智者(ちしや)に遇(あ)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...然(しか)りといえども一世の輿論(よろん)と戦い、天下の趨勢に抗し、愚人と争い、智者と闘い、社会を挙げて、その敵たるも顧慮する所なく、猛然として驀進(ばくしん)したるもの、豈(あ)にそれ威を弄(ろう)し権を玩(もてあそ)ぶためのみならんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...反つて人の理窟を喋々するを笑ふ是れ所謂る知つて言はざる大智者を學ぶに在る乎將た彼は議論よりも實行を主とするを以て平生の務とするに由る乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...もろもろの智者たちのさたし申さるる...
中里介山 「法然行伝」
...かの志士と云い、勇士と云い、智者と云い、善人と云われたるものもここにおいてかたちまちに浪人(ろうにん)となり、暴士となり、盲者となり、悪人となる...
夏目漱石 「作物の批評」
...主人たる者は千人の智者にて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...智者大師の『観世音義疏(かんぜおんぎそ)』に晋の恵達...
南方熊楠 「十二支考」
...智者大師説『金光明経文句』の釈捨身品(ぼん)の虎子頭上七点あるを見て生まれてすでに七日なるを知る事『山海経』に出(い)づとあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...それほどの智者でも真実狼を大神と心得る事...
南方熊楠 「十二支考」
...智者大師(ちしやだいし)の滅後(めつご)に...
森鴎外 「寒山拾得」
...智者大師はその名を智(ちぎ)といって...
柳田國男 「日本の伝説」
...智者の鼻は研磨(とぎす)まされた心鏡の光を現わしております...
夢野久作 「鼻の表現」
...智者といわれる隆景も...
吉川英治 「新書太閤記」
...智者賢人もくるめて人はおよそ凡下(ぼんげ)なものと思う...
吉川英治 「新書太閤記」
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