...伊藤八兵衛の智嚢(ちのう)として円転滑脱な才気を存分に振ったにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...そして今いたずらにその貧弱なる智嚢(ちのう)を絞りつくして宇宙と造化の秘義について知らんとし...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...周到な智嚢陣(ちのうじん)を布(し)いて内外呼応して探偵するのでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...小さな智嚢をしぼつた抗弁も...
中勘助 「銀の匙」
...豊太閤の智嚢であり...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥かに智嚢(ちのう)が豊かで...
中里介山 「大菩薩峠」
...智嚢(ちのう)をしぼった...
吉川英治 「黒田如水」
...彼を待ちかまえていた呉の智嚢(ちのう)と英武とが二十余名...
吉川英治 「三国志」
...彼らの智嚢は、決して見くびったものではありません」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...参謀の智嚢(ちのう)と智嚢とは敵味方とも...
吉川英治 「三国志」
...陸遜の智嚢(ちのう)から出たものでした」「では...
吉川英治 「三国志」
...孔明の智嚢(ちのう)から出たと後世に伝わっている武器は数かぎりなくあるが...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる智嚢(ちのう)である...
吉川英治 「三国志」
...おれを智嚢なしというが...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の智嚢(ちのう)は貧困でなかったし...
吉川英治 「新書太閤記」
...帷幕(いばく)の智嚢(ちのう)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...智嚢(ちのう)ということでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...未然によい思慮を施す智嚢(ちのう)はないか」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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