...そして今いたずらにその貧弱なる智嚢(ちのう)を絞りつくして宇宙と造化の秘義について知らんとし...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...周到な智嚢陣(ちのうじん)を布(し)いて内外呼応して探偵するのでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...油井伯爵を首領に戴(いただ)いた野党の中の智嚢(ちのう)と云われた木内種盛(きうちたねもり)は...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...その中堅とせられている某党の智嚢(ちのう)の死亡は...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...而も山縣侯の智嚢たり野村靖子は第二次伊藤内閣の遞信大臣たりし時...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...四つのおもな国語と西欧四大国民の智嚢(ちのう)とが安らかに混和していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...受持ちの先生のやさしいことなぞ数へあげ小さな智嚢をしぼつておちやんをおなじ学校へひきつけようとした...
中勘助 「銀の匙」
...豊太閤の智嚢であり...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥かに智嚢(ちのう)が豊かで...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二人が帝国憲兵隊の智嚢です...
久生十蘭 「ノア」
...智嚢(ちのう)をしぼった...
吉川英治 「黒田如水」
...それに代るべき水軍の智嚢がなかったからであるといえないこともない...
吉川英治 「三国志」
...陸遜の智嚢(ちのう)から出たものでした」「では...
吉川英治 「三国志」
...孔明の智嚢(ちのう)から出たと後世に伝わっている武器は数かぎりなくあるが...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる智嚢(ちのう)である...
吉川英治 「三国志」
...おれを智嚢なしというが...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の智嚢(ちのう)は貧困でなかったし...
吉川英治 「新書太閤記」
...智嚢(ちのう)ということでは...
吉川英治 「新書太閤記」
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