...伊藤八兵衛の智嚢(ちのう)として円転滑脱な才気を存分に振ったにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...伊井公侯を補佐して革命的に日本の文明を改造しようとしたは当時の内閣の智嚢といわれた文相森有礼であった...
内田魯庵 「四十年前」
...彼の智嚢(ちのう)を傾けつくさねばならぬ大戦場だった...
海野十三 「東京要塞」
...周到な智嚢陣(ちのうじん)を布(し)いて内外呼応して探偵するのでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...而も山縣侯の智嚢たり野村靖子は第二次伊藤内閣の遞信大臣たりし時...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...小さな智嚢をしぼつた抗弁も...
中勘助 「銀の匙」
...豊太閤の智嚢であり...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二人が帝国憲兵隊の智嚢です...
久生十蘭 「ノア」
...智嚢(ちのう)をしぼった...
吉川英治 「黒田如水」
...彼を待ちかまえていた呉の智嚢(ちのう)と英武とが二十余名...
吉川英治 「三国志」
...それに代るべき水軍の智嚢がなかったからであるといえないこともない...
吉川英治 「三国志」
...彼らの智嚢は、決して見くびったものではありません」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...陸遜の智嚢(ちのう)から出たものでした」「では...
吉川英治 「三国志」
...孔明の智嚢(ちのう)から出たと後世に伝わっている武器は数かぎりなくあるが...
吉川英治 「三国志」
...ろくな智嚢(ちのう)のない男だのう...
吉川英治 「新書太閤記」
...帷幕(いばく)の智嚢(ちのう)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下の智嚢(ちのう)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...未然によい思慮を施す智嚢(ちのう)はないか」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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