...あのうち重(かさ)なれる晶光七天(しやうくわうしちてん)を眺むるのみ...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...高山の夕にも亦やんごとない僧(そう)の衣にもある水晶にも宿(やど)る紫...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...直径三十センチないし五十センチもある氷の単結晶が...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...氷の結晶を顕微鏡で覗くのであるが...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...これは明かに結晶生成初期の状態を示しているものと思われる...
中谷宇吉郎 「雪」
...普通の平板結晶に雲粒が沢山附着した時は厚板になるのであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...すると手提電燈で照されたA及びBのところを結晶がキラリと光って通る...
中谷宇吉郎 「雪」
...生れたばかりの雪の結晶は...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...その水晶の数珠は...
長谷川時雨 「九条武子」
...しかし心の闇とは恐ろしく深い思慮の結晶ではなく...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...因に紫といふ色は晶子好みとでもいふべき色で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「この砂(すな)はみんな水晶(すいしょう)だ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その人たちの頭巾やえり卷には氷がまっ白な毛のやうになって結晶してゐて...
宮澤賢治 「氷と後光」
...橘(たちばな)も恋のうれひも散りかへば香(か)をなつかしみほととぎす鳴く (晶子)みずから求めてしている恋愛の苦は昔もこのごろも変わらない源氏であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しめやかにこころの濡(ぬ)れぬ川霧の立ちまふ家はあはれなるかな (晶子)そのころ世間から存在を無視されておいでになる古い親王がおいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紫水晶の簪を受取り...
夢野久作 「二重心臓」
...与謝野晶子女史の歌に――ほとゝぎす治承寿永の御国母三十にして経読ます寺――というのが手向けられてある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...これは史料にはならないが、晶子女史には、生前、辱知(じょくち)の御縁もあるので、偲び草にもと、求めておいた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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