...上月景光主(こうづきかげみつぬし)のめされてはるばるのぼりけるうまのはなむけに天皇の御(み)さきつかへてたづがねののどかにすらん難波津に行(ゆけ)すめらぎの稀(まれ)の行幸(いでまし)御供(みとも)する君のさきはひ我もよろこぶ天使のはろばろ下りたまへりける...
正岡子規 「曙覧の歌」
...堀弥太郎景光(かげみつ)という武士二人...
吉川英治 「日本名婦伝」
...石橋山へ駈けつけると、この地方を通った源氏方の安田義定、工藤景光、同じく小次郎などの手勢とばったり遭遇したので、(それっ)と、たちまち戦になったが、一方は飛び道具がみな役に立たないので散々に射立てられ、逃げるをまた追い捲(まく)られて、野鼠のおかげで全軍の三分の一しか生きて還らなかったという噂なども、――半ば、面白げに、宿駅の凡下(ぼんげ)たちに沙汰(さた)されている...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索