...四十両の支払いをすます事も出来ずに大晦日を迎える家もあり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...……その大莫迦者は我々四十五年の歳月をかけて専門に研究しているものの眼を晦(くら)ますほどに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...『本所(ほんじょう)に蚊がなくなれば大晦日(おおみそか)』と云うが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そして自分の理性を晦まして...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...四月晦...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...十二月晦日...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...身分を晦(くらま)した...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...晦の最終の瞬間と...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...大晦日(おおみそか)の後(あと)にまだたくさん日が余ってると云うのと同じ事で...
夏目漱石 「坑夫」
...わけもなく千兩箱を突き崩せるとしたらどんなものです」「誰もそれに氣が付かなかつたのか」「千兩箱は大晦日(おほみそか)の晩から積んであつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとりでひやうたくれながらこの大晦日の夜を...
宮地嘉六 「老残」
...「鏡餅」は去年の大晦日の或る女の感情を描いたもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ためにやや晦渋で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一大晦日(おおみそか)と三ガ日を休んだだけで「大留」には暮も正月もないようであった...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...兵馬の行くてを晦(くら)くした...
吉川英治 「三国志」
...礼儀作法とか交際事(つきあいごと)にもとんとお晦(くら)いが――そうした母にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...昼ながら天地は晦冥(かいめい)となり...
吉川英治 「新書太閤記」
...大晦日(おおみそか)と...
吉川英治 「松のや露八」
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