...葉隱れた晝杜鵑が啼く...
石川啄木 「鳥影」
...晝となく夜となく...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...三藏は晝寢は嫌ひだ...
高濱虚子 「俳諧師」
...晝間の騒擾(そうじょう)と活動が激しければ激しい程...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...晝間よりは一層歳(とし)を取った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...晝間(ひるま)からあまり車(くるま)の音(おと)を聞(き)かない町内(ちやうない)は...
夏目漱石 「門」
...中根(なかね)は營庭(えいてい)に輝(かがや)く眞晝(まひる)の太陽(たいやう)を眩(まぶ)しさうに...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...晝間もほのぐらさのただよつてゐる部屋の中へ無遠慮に押し入らうとする強烈な日光を...
野上豐一郎 「桂離宮」
...悠々(いう/\)と晝飯を濟ましてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ポカポカ暖かい日の晝少し前のことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形平次と八五郎が行つたのは、もう晝近い頃、蟹澤の小屋は木戸を閉めて、裏には石原の利助の子分達が二三人、嚴重に見張つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...晝を大分廻つてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庄吉は隣り町の親の許から晝だけ通はせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那の徳太郎さんは、四つの年からお守をして育てました、次のお子さんが近かつたので、夜も晝も、私の手一つで」「その時お前は、まさか乳母では無かつた筈だが」「十五でお守の奉公に上りました、それから二十年」お米はサメザメと泣くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐らくその日の晝か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はいそいで早晝餉(はやおひる)をすませて...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...薄明の淋しさは晝の淋しさとも夜の淋しさとも性質的に違つてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...晝間も日光がとと(ママ)かないので...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
便利!手書き漢字入力検索