...広巳の眼の前には初春の寒い月の晩海晏寺(かいあんじ)の前の大榎(おおえのき)の傍で...
田中貢太郎 「春心」
...「これかつて相識るの燕帰来に似たり」と晏殊(あんしゅ)の春恨詞(しゅんこんし)の一節を口にした...
田中貢太郎 「蓮香」
...戰國策とか列子とか晏子春秋とかの卷首に今でも遺つて居ります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...ともかく晏子の中にあつたものを別の部類として一括してある...
内藤湖南 「支那目録學」
...わたくしは旧習に晏如(あんじょ)としている人たちに対する軽い羨望(せんぼう)嫉妬(しっと)をさえ感じないわけには行かなかった...
永井荷風 「草紅葉」
...晏然(あんぜん)長夜の昏睡中にあること...
日野強 「新疆所感」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...兵書に眼(まなこ)をさらすという人であッた,それゆえ自分にも晏起(あさね)はさせず...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...『晏子(あんし)は長(た)け六尺(しやく)に滿(み)たず...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...晏子(あんし)薦(すす)めて以(もつ)て大夫(たいふ)と爲(な)せり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ここにては晏子を指す...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...方下晏子伏二莊公尸一...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...今を晏如(あんじょ)として過ごしていたら...
吉川英治 「三国志」
...曹洪(そうこう)の配下で晏明という部将がこれへきた先頭であった...
吉川英治 「三国志」
...一刻も晏如(あんじょ)としてはいられない寂しさと焦躁(しょうそう)にかられていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...かくて寸閑も女子供など相手に晏如(あんじょ)としていられないものに趁(お)われ出すのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...官界の堕落腐敗のなかに長く晏如(あんじょ)としていられるあなたでもないことは知れきっていると思ったからだが……」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さらに著者は何晏「集解」の疏釈をも追究して...
和辻哲郎 「孔子」
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