...どうしてあの目前の生活の破壊にのみ囲まれて晏如(あんじょ)たることが出来よう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...落語を晏如としてやつてゐられなくなつた落語家...
武田麟太郎 「落語家たち」
...「これかつて相識るの燕帰来に似たり」と晏殊(あんしゅ)の春恨詞(しゅんこんし)の一節を口にした...
田中貢太郎 「蓮香」
...中が鴈治郎の十八番の大晏寺(だいあんじ)であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...肝腎の中幕の大晏寺がすでに開幕に迫っていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...友の世話になってるという考えに晏如(あんじょ)たることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...晏子春秋の中に、劉向の見識でもつて、これは晏子の言ではなからうと爲し、道理に合はないものを特に擧げて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...そうして晏如(あんじょ)としている...
夏目漱石 「三四郎」
...晏然(あんぜん)長夜の昏睡中にあること...
日野強 「新疆所感」
...朝晏く起き出でたれど雨猶已まず...
正岡子規 「かけはしの記」
...晏子(あんし)(五〇)※然(くわくぜん)として衣冠(いくわん)を(五一)攝(をさ)め...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...晏子(あんし)、齊(せい)の相(しやう)と爲(な)り、出(い)づ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...晏嬰を論ずる一段中、「義を見て爲さざるは勇無き者邪」に至るまでは、晏嬰を抑へ、以下、篇末に至るまでは、晏嬰を揚ぐ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...晏子※然攝二衣冠一...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...方下晏子伏二莊公尸一...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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吉川英治 「三国志」
...官界の堕落腐敗のなかに長く晏如(あんじょ)としていられるあなたでもないことは知れきっていると思ったからだが……」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...同じく何晏のいう「斉論」や「古文論語」も軽視することができなくなる...
和辻哲郎 「孔子」
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