...帰途についた時風が出た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...或時風邪を引いたと言つて一週間ばかりも社を休んだが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...西南の時風(じふう)にはたかれて進む獅子のやうな印度洋の怒濤が...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...・風の中の変電所は午後三時風ふく西日の...
種田山頭火 「其中日記」
...花時風雨多し、春めいて花が咲きはじめる、曇が雨となり風となつた...
種田山頭火 「其中日記」
...……今日は海軍記念日、町では記念会が催されたらしい、飛行機が通つていつた爆音も今日にふさはしかつた、非常時風景、軍国風景の一つだ...
種田山頭火 「其中日記」
...非常報知のサイレンが長う鳴る……非常時風景の一断面だ...
種田山頭火 「其中日記」
...まことに花時風雨多である...
種田山頭火 「其中日記」
...どこへ行つても戦時風景だが...
種田山頭火 「其中日記」
...平常時風景!悠然として飢えるか! それだけのおちつきが私にあるならば...
種田山頭火 「其中日記」
...作は藤四郎)四月二十二日花時風雨多...
種田山頭火 「旅日記」
...処でこの非常時風景を世間では漫然とファシズムという名で呼んでいるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ある時風に遭(お)うて苦しむと遥かに大きな島ありて...
南方熊楠 「十二支考」
...その時風上から赤いぼんやりした赤い光り物が急速度で接近して来て...
武者金吉 「地震なまず」
...丁度その時風が出て...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...武家全般の時風(じふう)とあれば...
吉川英治 「私本太平記」
...乱麻殺伐(らんまさつばつ)な時風に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それを時風と見慣れて人も怪しまないのだ...
吉川英治 「源頼朝」
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