...金千両を水戸様へ献上して葵の時服を拝領してからの或時...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...私の父も御時服二重と銀二十枚とを頂戴した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...御時服というは大きな紋の付いた綸子(りんず)の綿入で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼はその時服装(なり)にも...
夏目漱石 「門」
...時服を拜受し竹島の名産蚫(あはび)を奉貢す...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...同時服(じふく)を拝領する...
森鴎外 「阿部一族」
...時服部負約」の五律五首...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ある時服屋を呼んで来た...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...時服(じふく)十...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...時服四ずつを賜わりました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...献上品は友成の太刀(たち)、白銀三百枚、時服二十領...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...時服(じふく)を献上し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...石棺中(せっかんちゅう)には時服一着を入れたのみで...
吉川英治 「三国志」
...時服(じふく)、黄金など与えて、鄭重に、領外へ送り出すがよい」「は...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに、又左衛門利家を親柱(おやばしら)となし、以後の安泰(あんたい)を守られよ」そういって、それぞれに、黄金、時服、佩刀(はいとう)などの賞を頒(わ)かった...
吉川英治 「新書太閤記」
...時服(じふく)と刀を与えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...時服(じふく)一ト襲(かさ)ねと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...伝右衛門などは、殊に、十七士が細川家に永預(ながあず)けになる場合は、当然お召抱えの沙汰があろうし、また、時服と同時に、大小の入用はきまっているから、その時に役立つようにと、秘蔵の古刀、新刀十本を、疾(とっ)くから刀屋へ手入れにやって、独りで、澄ましこんでいた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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