...最近の時弊が社会の闇を表している...
...今回の選挙の時弊が問題視されている...
...時弊を改めるためには、まずは問題を正確に把握することが重要だ...
...読書を通じて、時弊を知ることができる...
...政治家たちは、時弊を解決するためにどのような施策を打てるだろうか...
...さらに時弊に応じて教義を調合する匙(さじ)加減を知らざる風情であります...
井上円了 「おばけの正体」
...其上書には、時弊を痛論せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...七 時弊及び結論吾人の言甚だ過ぎたるものあるが如し...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...時弊に憤る者の言はおのづから是の如くならざるを得ざる也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...何をか時弊と云ふ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...しかし、その話しぶりは、時弊を論じても、一概に意地悪くならないところに、やはり風流人らしい一面はあるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...凡そ時弊を矯正するには社会に多少の波瀾なきを得ず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...誰一人此時弊を打破せんとする志士なきを慨して奮起した著者...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...資格を重ぜざる時弊に染みたるものとなさむとするときは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...時弊(じへい)の刷新に...
吉川英治 「私本太平記」
...世上、つたえるだけでも、蔵人殿のほか、日野参議資朝(すけとも)、四条隆資(たかすけ)、花山院師賢(かざんいんもろかた)、烏丸成輔(からすまなりすけ)など、いずれも気鋭な朝臣がたが、これも豪気なるお若き天子に、つねづね侍(かしず)き申しあげ、また政務をみそなわす記録所には、吉田定房、万里小路宣房(までのこうじのぶふさ)、北畠親房の三卿を登用召され、世間ではそれを“三房(ぼう)ノ智(ち)”と申したりしておりますそうな」「もっぱら宋学の新説を学びとり、儒仏の究理なども旺(さかん)と聞くが」「されば、天皇おみずからも」「では、異国の学を鑑(かがみ)として、時弊を打ち破り、ひいては執権北条の幕府をもくつがえして、政治(まつりごと)を遠きいにしえに回(かえ)さんとの思し召でもあるか」「あ...
吉川英治 「私本太平記」
...吉良上野介というかたちで示されたお犬様的時弊(じへい)にたいする自己の人間主張と云ってもよい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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