...やっと御時宜が合いましたね...
...御時宜が悪くて、参加できずにすみません...
...会議の御時宜を調整しましょう...
...御時宜を逸してしまいました...
...御時宜にあったお土産を選んだ...
...そこの番頭や女中たちがわたしに愛想(あいそ)よくお時宜(じぎ)をするでせう...
芥川龍之介 「貝殼」
...やはり前と同じやうに愛想よくお時宜をしてゐるでせう...
芥川龍之介 「貝殼」
...」相手の河童もお時宜をした後...
芥川龍之介 「河童」
...御時宜(おじぎ)をしたではありませんか? わたしは勿論嬉しいと同時に...
芥川龍之介 「俊寛」
...しきりに御時宜(おじぎ)を重ねながら...
芥川龍之介 「仙人」
...」権助は叮嚀(ていねい)に御時宜(おじぎ)をすると...
芥川龍之介 「仙人」
...馬頭観世音(ばとうくわんぜおん)の前にお時宜(じぎ)をしてゐました...
芥川龍之介 「歯車」
...誰か見えないものにお時宜(じぎ)をする...
芥川龍之介 「誘惑」
...つまり時宜(じぎ)に隨つて首を伸縮させる奴よ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...もっとも時宜を得た処置であろうかと考える次第です...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...或る意味では警察が半ば知っていて時宜的に手心をしていた対象だと考えられるからである...
戸坂潤 「社会時評」
...私はこの時宜に適はぬ訣別の辞を...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...或時宜門(ぎしゅうもん)の女院が中宮で一品(いっぽん)の宮を御懐妊の時に...
中里介山 「法然行伝」
...この用心は確かに時宜(じぎ)を得たものであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その花の莖のやうな頸を少しかしげてちらつとお時宜をしたが...
堀辰雄 「顏」
...」一肚皮(とひ)は時宜に合はない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「一肚皮(いちとひ)時宜(じぎ)に合わずかな」と云って...
森鴎外 「かのように」
...この時宜(じぎ)を得た処置のためか...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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