...やっと御時宜が合いましたね...
...御時宜が悪くて、参加できずにすみません...
...会議の御時宜を調整しましょう...
...御時宜を逸してしまいました...
...御時宜にあったお土産を選んだ...
...そこの番頭や女中たちがわたしに愛想(あいそ)よくお時宜(じぎ)をするでせう...
芥川龍之介 「貝殼」
...やはり前と同じやうに愛想よくお時宜をしてゐるでせう...
芥川龍之介 「貝殼」
...」相手の河童もお時宜をした後...
芥川龍之介 「河童」
...御時宜(おじぎ)をしたではありませんか? わたしは勿論嬉しいと同時に...
芥川龍之介 「俊寛」
...馬頭観世音(ばとうくわんぜおん)の前にお時宜(じぎ)をしてゐました...
芥川龍之介 「歯車」
...必ずこちらからお時宜(じぎ)をしてしまふ...
芥川龍之介 「僕は」
...ちよつと帽をとつてお時宜(じぎ)をした...
芥川龍之介 「本所両国」
...誰か見えないものにお時宜(じぎ)をする...
芥川龍之介 「誘惑」
...つまり時宜(じぎ)に隨つて首を伸縮させる奴よ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め...
中原中也 「山羊の歌」
...晩食(ばんめし)の時宜道は宗助に...
夏目漱石 「門」
...いずれとも時宜(じぎ)に従うのはいうまでもないが...
久生十蘭 「鈴木主水」
...はなはだ時宜に適した思い付き...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...私は何と云ふべきであらう? あゝ時宜(じき)を得た滿足な答へを思ひつかせてくれるやうな妖精(スピリット)はゐないのか! 空しいのぞみ! 西の風は私の周圍の常春藤(アイヴイ)に囁いたけれどどの優しいエイリエル(妖精の一つ)も言葉の仲介物としてその息を貸してはくれない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...読書不復解時宜...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時宜山は儒者奥詰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すこぶる時宜(じぎ)をえておると存じます...
吉川英治 「三国志」
...この時宜(じぎ)を得た処置のためか...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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