...やっと御時宜が合いましたね...
...御時宜が悪くて、参加できずにすみません...
...会議の御時宜を調整しましょう...
...御時宜を逸してしまいました...
...御時宜にあったお土産を選んだ...
...」相手の河童もお時宜(じぎ)をした後(のち)...
芥川龍之介 「河童」
...」権助は叮嚀(ていねい)に御時宜(おじぎ)をすると...
芥川龍之介 「仙人」
...取って附けたような御時宜(おじぎ)をすると...
芥川龍之介 「トロッコ」
...馬頭観世音(ばとうくわんぜおん)の前にお時宜(じぎ)をしてゐました...
芥川龍之介 「歯車」
...手ん手に提灯(ちょうちん)をさし上げた大勢(おおぜい)の人々にお時宜(じぎ)をしていた...
芥川龍之介 「冬」
...少し待っていていただきたいものですが……」時宜(じぎ)によればすぐにも使者(ししゃ)をやって...
田山花袋 「田舎教師」
...この二つはいくら内輪に見積っても時宜に適せぬものであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...もっとも時宜を得た処置であろうかと考える次第です...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...いわば偶々時宜に適した(?)か当ったか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...本の名前や著者の有名さや人気や時宜や広告のスペースや広告文の偉力で売れるわけだから...
戸坂潤 「読書法」
...私はこの時宜に適はぬ訣別の辞を...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...晩食(ばんめし)の時宜道は宗助に...
夏目漱石 「門」
...これはまったく時宜に適した処置で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私は何と云ふべきであらう? あゝ時宜(じき)を得た滿足な答へを思ひつかせてくれるやうな妖精(スピリット)はゐないのか! 空しいのぞみ! 西の風は私の周圍の常春藤(アイヴイ)に囁いたけれどどの優しいエイリエル(妖精の一つ)も言葉の仲介物としてその息を貸してはくれない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お時宜(じぎ)をしあった...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...読書不復解時宜...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」一肚皮(とひ)は時宜に合はない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時宜山は儒者奥詰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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