...梁啓超の主筆の雑誌「時務報」などの愛読者だったらしく...
太宰治 「惜別」
...その心事時務と違い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...時務として處理されて行つても...
吉川英治 「折々の記」
...すでに重要な政府の一機能となつて時務に參與してゐるなり...
吉川英治 「折々の記」
...ほとんど役所の時務は何も見なかった...
吉川英治 「三国志」
...――旦(アシタ)ヲ待チテハ、次ノ日マタ、病ヲ扶(タス)ケラレテ、時務ヲ治ム...
吉川英治 「三国志」
...「いやしくも一国の宰相でありながら、夜は更けて寝(い)ね、朝は夙(つと)に起きいで、時務軍政を見、その上、細かい人事の賞罰までにいちいち心を労(つか)い過ぎているのは、真の大器量でないし、また、蜀にも忠に似てかえって忠に非ざるものである」という彼への論評などもないではなく、後世の史家は、そのほかにもいろいろ孔明の短所をかぞえあげているが、要するに、国を憂いて痩躯(そうく)を削り、その赤心も病み煩(わずら)うばかり日々夜々の戦いに苦闘しつつあった古人を、後世のご苦労なしの文人や理論家が、暖衣飽食(だんいほうしょく)しながら是々非々(ぜぜひひ)論じたところで、それはことばの遊戯以外の何ものでもないのである...
吉川英治 「三国志」
...ここにも彼を待つ時務や訴えが山積していた...
吉川英治 「私本太平記」
...都との時務の往来にも...
吉川英治 「私本太平記」
...社交上のやむない向きへは、執事の高(こう)ノ師直(もろなお)をやり、公庁の時務には、もっぱら弟の直義(ただよし)が出むいて事にあたっている...
吉川英治 「私本太平記」
...あとの時務は一さい明日聞く」と表方へいいわたして...
吉川英治 「私本太平記」
...決して時務に遅滞(ちたい)はいたしませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...絶えまなく時務を聴き...
吉川英治 「新書太閤記」
...京都政治所でする日々の時務が実に楽しかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...“吏”の時務、指導者の指揮、大臣(おとど)の威令など――言(げん)を俟(ま)たない...
吉川英治 「新書太閤記」
...新たに時務を執った...
吉川英治 「平の将門」
...やはり時務にかかるとそれだけの腕はある人間だった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...時務(じむ)にくらい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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