...と同時に保吉は思わずお嬢さんへお時儀(じぎ)をしてしまった...
芥川龍之介 「お時儀」
...なぜまたお時儀などをしてしまったのであろう? あのお時儀は全然反射的である...
芥川龍之介 「お時儀」
...ある顔馴染(かおなじ)みのお嬢さんへうっかりお時儀をしてしまったことがある...
芥川龍之介 「お時儀」
...恭(うやうや)しげに時儀(じぎ)を致いて居つたは...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...何も云はずに時儀(じぎ)をしました...
芥川龍之介 「雛」
...僕は実際旗人の細君にちょっと満洲流のお時儀をし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...ただお時儀をしてゐるだけで...
小穴隆一 「二つの繪」
...大層丁寧なお時儀をしてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...皆「はっ」と云ってお時儀してしまった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...頻りにぺこ/\お時儀をして瑠璃光をさしまねいた...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...ただ律義(りちぎ)らしく時儀(じぎ)をして見せる...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...五百フラン! 男爵閣下!」男は狼狽(ろうばい)して、お時儀をし、紙幣をつかみ、それを調べた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「お暑(あつ)うござんすねどうも」おつぎは襷(たすき)をとつて時儀(じぎ)を述(の)べながらおつたへ茶(ちや)を侑(すゝ)めた...
長塚節 「土」
...春さんも襷を外して兩手の先に絡みながら時儀をする...
長塚節 「菜の花」
...母も叮嚀に時儀をした...
長塚節 「隣室の客」
...会う時にお時儀(じぎ)をするとか手を握るとか云う型がなければ...
夏目漱石 「中味と形式」
...「お時儀」「寒さ」「海のほとり」「年末の一日」「蜃氣樓」など...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...兩手を腰のあたりまで下げてするお時儀の形にちようど恰好の取れるものであつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??