...愚図愚図(ぐずぐず)している時じゃありません...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...暫時じいっと考え込んで居られましたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...時じくの香(かく)の木(こ)の實(み)三を求めしめたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...時じくの香(かぐ)の木の實――タヂマモリの子孫の家に傳えられた説話...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...時じくの香(かぐ)の木の實を求めさせなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...聖降誕祭お目出とうだって! 聖降誕祭お目出とうがちゃんちゃら可笑しいわい! お前にとっちゃ聖降誕祭の時は一体何だ! 金子もないのに勘定書を払う時じゃないか...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...」「だってもう十時じゃありませんか...
豊島与志雄 「反抗」
...あの時じゃありません...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...出雲守が、供が草履を持って来るのを、待っていると「辞世じゃ思ふことまだ及ばぬに消ゆるとも心ばかりは今朝の白雪出雲、桜時じゃに、雪がちらちらして参った...
直木三十五 「南国太平記」
...こっちは九時や十時じゃやっと眼がさめた時分でしょう...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...拙者の命の絶えた時じゃ」「わたしを殺すのでございますか...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは考えている時じゃない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「五時じゃ」と、断定的に、いう者があった...
火野葦平 「花と龍」
...旅人は妻が閨なる床(ゆか)に栖む蟋蟀思ふ千屈菜(みそはぎ)の花旅人が留守する妻を思ふ歌の代表的なものの一つに軍王の 山越しの風を時じみ寝る夜落ちず家なる妹をかけて偲びつ といふのがある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ふさぎ込んで嘆き悲しむ時じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...反歌山ごしの風を時じみ寢る夜落ちず家なる妹をかけてしぬびつ「ときじみ」に説あり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...風雲急ならんとしている時じゃ」少し話がそれてきたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...時じくぞ雪は降りける...
若山牧水 「樹木とその葉」
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