...昼頃に昼食を食べる...
...昼頃に家に帰る予定です...
...昼頃から雨が降っている...
...昼頃から気温が下がってきた...
...昼頃には目の疲れがたまってくる...
...昼頃になつて、その乞食が、三回に渉る放火犯人だと云ふ事と同時に、此の村や、其他近在を充分に驚かし得るような事の内容が、村の人達の間に伝はりました...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...その年の秋の昼頃...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...「お昼頃だろうね...
海野十三 「火星探険」
...ポントスは昨夜(ゆうべ)から今日の昼頃までに殺されたんですよ」「そう思うかネ...
海野十三 「恐怖の口笛」
...それからお昼頃にタキシーを呼び寄せさせて何処かへ行き...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...お昼頃、廊下の籐椅子に腰かけて谷底の渓流を見おろしていたら、釜(かま)が淵(ふち)という、一丈くらいの小さい滝の落ちているあたりに女の人が、しゃがんでいるのにふと気が附いて、よくよく見ると、どうもあの土蔵のひとのようなので、私は、いたたまらなくなりました...
太宰治 「風の便り」
...朝はどんより曇って昼頃(ひるごろ)ちょっと雨が降り...
太宰治 「正義と微笑」
...却説(さて)、翌日の昼頃、広からぬ僕の家の玄関に、改まって人の訪ずれる声がする...
辰野九紫 「青バスの女」
...そして昼頃から曇って来た静かな空気の中にゴロッチョゴロッチョと濁った声を伝えている...
富田木歩 「小さな旅」
...「昼頃にはS島に着くようなことを船長は言っとったが...
中島敦 「環礁」
...「町内の本道(ほんどう)(内科医)、全龍(ぜんりゅう)さんを呼んで、お手当てをしてもらい、昼頃までには、どうやらこうやら皆んな人心地がつきましたが、昼過ぎになって、つわりで寝(やす)んでいた家内がブリ返し、一刻(いっとき)(二時間)ばかり苦しんで、とうとう……」主人の源吉はさすがに眼を落します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日の昼頃から起った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その翌日の昼頃でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼頃から燃え始めた寛永寺の七堂伽藍(がらん)...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...昼頃、風呂敷包を背負った村の娘が足袋跣(たびはだ)しで雪の中をやって来てくれた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...その日の昼頃母ぢやが庭の隅の物置小屋に...
三好達治 「海辺の窓」
...暖かい春の昼頃であった...
室生犀星 「津の国人」
...昼頃(ひるごろ)までに美事立派な亭(ちん)が出来あがり升た...
若松賤子 「黄金機会」
便利!手書き漢字入力検索