...ミカン箱の本箱を見て吃驚し...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...母へミカン汁をしぼってそれに熱い湯をさして飲ませる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「ミカン水はなんぼう?」「ありア一銭よウ...
林芙美子 「小さい花」
...いわゆるミカンの嚢の外膜をなしている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...優品である温州ミカンに圧せられて盛衰全く地を代えてしまった...
牧野富太郎 「植物記」
...今日のミカンは昔のタチバナだと思っていればまずまず無難であろう...
牧野富太郎 「植物記」
...日本にあるダイダイ、クネンボ、ウンシュウミカン、ナツミカン、コウジ、ユズ、ベニミカン、ヤツシロミカン、レモン、マルブシュカン、トウミカン、コナツミカン、オレンジ、サンボウカン、ザボン、キシュウミカン(コミカン)、ポンカン(元来(がんらい)台湾産、九州に作っている所がある)などみなその果実の構造は同一で、いずれも甘汁(かんじゅう)もしくは酸汁(さんじゅう)を含んでいる毛がその食用源をなしているのである...
牧野富太郎 「植物知識」
...これらミカン類の貴(とうと)さも...
牧野富太郎 「植物知識」
...そして後には図の下方にあるミカン半切(はんき)れ図が示すように...
牧野富太郎 「植物知識」
...しかしミカン類の葉は祖先は三出葉とて三枚の小葉(しょうよう)から成(な)り...
牧野富太郎 「植物知識」
...つまり前世界時代のミカン類の葉は...
牧野富太郎 「植物知識」
...とても食用の果実にはならぬ劣等至極(れっとうしごく)なミカンである...
牧野富太郎 「植物知識」
...全然関係のないミカンであることを私は断言(だんげん)する...
牧野富太郎 「植物知識」
...夏ミカンの汁しぼって砂糖いれてトマトを三杯酢のようにしてあがってみたらどうでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...サーディンを夏ミカンの酢で上ったことありますか? こんなのもどうかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...玉子が抽象的になってしまったからミカンなどを...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ミカンはあるの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ミカンが黄色くなりかけで空は青々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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