...そこには昼と夜ほどの懸隔(けんかく)を見出す事であろうと思われる位だった...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...』五四 昼と夜『いつかの雲雀のまはりで廻つてゐた薪の燃えてゐる炉のお話が何処かへ行つちやつたやうですね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...』『昼と夜と代る代るに来る理由がよく分りました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...尤(もっと)も明り窓一つない洞内では昼と夜との区別はないわけである...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...……第一私なぞ、こんな幽霊現象なら、いつもちょっとしたやつを見て暮しているんですからね」と女給達のほうを顎でしゃくりながら、「この連中、昼と夜では、同じ着物もまるで違っちまうんですからね……これも一種の、銀座幽霊ですよ……」(「新青年」昭和十一年十月号)...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...もし昼と夜とが歓びをもって迎えられるようなものであり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...昼と夜とが逆なのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...単なる一個の個人の内部的生にとっては昼と夜とは事実大した区別を与えないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...昼と夜との遅(のろ)い交替が変化を無くしてしまふ...
ボードレール 富永太郎訳 「ANY WHERE OUT OF THE WORLD」
...昼と夜とが別々の世界になってしまった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...昼と夜との合間の半端な薄闇の頃...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...昼と夜とは永遠に変わることなく去来する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かえってみずから昼と夜とを招き出すかと思われるまでに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...からみ合った昼と夜との微笑(ほほえ)み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠き方より又蹄(ひづめ)の音が昼と夜の境を破って白城の方へ近づいて来る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...昼と夜とで様子の変ったのは?」「お柳ですよ」「なに」「あの踊りの師匠ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼と夜との二色の休み場所だ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...額髪(ひたひがみ)の湯のしづく落す苦しさも昼と夜に一度づつは嘗(な)め申し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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