...或声 お前はお前のしたことをどこまでも是認するつもりだな...
芥川龍之介 「闇中問答」
...若し彼自身の心臟の是認するものが「多數」と矛盾するならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...第二種の思想のみを是認するの意ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...此醜と惡とを現在の儘で是認する事は自分の全人格が之を容さない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...義雄の生存競爭を是認する生々主義から云つても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...心の奥底から是認するようになった...
大杉栄 「男女関係について」
...もしくは部分的採用説を是認する場合に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...掠奪結婚を是認する時代...
辰野隆 「愛書癖」
...是認することにおいていっそうしばしば過ちを犯すのでありますが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...是認することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...作者は是認するや否や...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...彼らの己惚をもっともだと是認するに至っては愛想(あいそ)の尽きた不見識と云わねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...またこれを是認するために...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...我々をその是認する快楽に向って励まします...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを是認することは...
吉川英治 「親鸞」
...自分の弱さを是認するのです...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...しかし悪人成仏の思想が一切をそのままに是認する思想でないことは明らかであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかしそれは言語以外の表現の手段をも是認するというまでであって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索