...或声 お前はお前のしたことをどこまでも是認するつもりだな...
芥川龍之介 「闇中問答」
...その悪評を是認する為に...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...私は此意味で彼の自己崇拜を是認する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...甲は乙の二倍の代償を拂はねばならぬといふ事實を同時に是認するであらうか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...斯く言へばとて予は決して今日の青年の思想的傾向を是認する者に非ず...
石川啄木 「無題」
...自殺を奨励せざるとするも少(すくな)くとも自殺を是認するものにあらざるかと...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...もしくは部分的採用説を是認する場合に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...という常識を是認することから...
戸坂潤 「読書法」
...是認することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし是認するとしたら...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...吾人はそれを是認する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今の自分の思想の釈明を是認する心を示した...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...王物であることを是認する以上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの己惚をもっともだと是認するに至っては愛想(あいそ)の尽きた不見識と云わねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...我々をその是認する快楽に向って励まします...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の弱さを是認するのです...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...しかしそれは言語以外の表現の手段をも是認するというまでであって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし我々はこのような動機づけを是認することはできぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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