...その悪評を是認する為に...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...トルストイの是認する價値ある藝術は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...若し彼自身の心臟の是認するものが「多數」と矛盾するならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...思想上の――更に嚴密に云へば規範としての民族主義の主張を是認することとは決して同一ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...第二種の思想のみを是認するの意ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分にとつては此等の讒誣者此等の誘拐者の行爲をば彼等の立場其儘に是認することはどんなにしても出來ることではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...醜と惡とを是認する事は到底考へ得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その第三の範囲というのは「労働階級の立場を是認するけれども...
有島武郎 「片信」
...甲は乙の二倍の代償を拂はねばならぬといふ事實を同時に是認するであらうか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...女に対する封建的な奴隷制度を是認する...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...是認することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...作者は是認するや否や...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...吾人はそれを是認する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...王物であることを是認する以上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの己惚をもっともだと是認するに至っては愛想(あいそ)の尽きた不見識と云わねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...1)Geneal. Hist. Tart. vol. ii. p. 412.2)Id. p. 413.3)Id. p. 413, 414, and ch. xii.4)『彼らは多数の妻を有つことを合法的と是認するが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...文八も、それだけは、是認する...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...しかし悪を是認するのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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