...その悪評を是認するために...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...第二種の思想のみを是認するの意ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...醜と惡とを是認する事は到底考へ得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自殺を奨励せざるとするも少(すくな)くとも自殺を是認するものにあらざるかと...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...どちらの関係もあなたの生活の一部として是認するだけで...
大杉栄 「男女関係について」
...もしくは部分的採用説を是認する場合に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...この顔を是認するほど私の心地はまだ開けてゐない...
種田山頭火 「行乞記」
...私は新聞紙の資本主義的経営を是認するものであるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう批評の存在を私は是認する...
豊島与志雄 「月評をして」
...是認することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その乱行を是認するという制度もあるまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自ら売国奴(ばいこくど)を是認することになる...
中島敦 「弟子」
...その超えられない限界と対照とを是認することである...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...またこれを是認するために...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...それを是認することは...
吉川英治 「親鸞」
...文八も、それだけは、是認する...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼は仏徒の世界に対して俗人の世界の存立することを是認する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし我々はこのような動機づけを是認することはできぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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