...その意義を是認する點に於いては...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...私は此意味で彼の自己崇拜を是認する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...思想上の――更に嚴密に云へば規範としての民族主義の主張を是認することとは決して同一ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分にとつては此等の讒誣者此等の誘拐者の行爲をば彼等の立場其儘に是認することはどんなにしても出來ることではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...醜と惡とを是認する事は到底考へ得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...心の奥底から是認するようになった...
大杉栄 「男女関係について」
...是認することにおいて一層しばしば過ちを犯すのでありますが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...という常識を是認することから...
戸坂潤 「読書法」
...女に対する封建的な奴隷制度を是認する...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...そういう批評の存在を私は是認する...
豊島与志雄 「月評をして」
...是認することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし是認するとしたら...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...自ら売国奴(ばいこくど)を是認することになる...
中島敦 「弟子」
...またこれを是認するために...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...1)Geneal. Hist. Tart. vol. ii. p. 412.2)Id. p. 413.3)Id. p. 413, 414, and ch. xii.4)『彼らは多数の妻を有つことを合法的と是認するが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...でなければ傍観者としての自己の立場を是認するか...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...学問の立場から是認することは出来なかった筈である...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし悪を是認するのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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