...彼女は私の意見を是認した...
...彼が私の仕事を是認してくれたので、とても嬉しかった...
...間違いをしたことを素直に是認することが大切だ...
...彼女が反対するかもしれないが、私はあなたの提案を是認するつもりだ...
...今回のプロジェクトは上司の是認が必要だ...
...第二種の思想のみを是認するの意ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...此醜と惡とを現在の儘で是認する事は自分の全人格が之を容さない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...漫然として自分の境遇の憐れな事を是認し...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...あらん限りの憎悪とその憎悪を是認する理性の力をもつて...
伊藤野枝 「惑ひ」
...わたしは天井を見つめながら自分を是認しようとした...
犬養健 「愚かな父」
...なる程その説によって生命の原因として是認された或る化合物の状態が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そういう批評の存在を私は是認する...
豊島与志雄 「月評をして」
...はっきり是認し得なかったかもしれない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もちろんそういう事件を是認しているわけではないので...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...彼らの己惚をもっともだと是認するに至っては愛想(あいそ)の尽きた不見識と云わねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...良心も是認せず、判斷も賛成しないやうな單なる世間的な障害物を?」彼は返辭を待つて口をつぐんだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...』vol. i. p. 467. ――私はこのように実際的な研究者から貧民法に関する私の意見を是認してもらって嬉しく思うものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ある程度まで是認せざるを得なかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...彼は、「人間の本性の善、平等な知的天分、経験、習慣、教育の万能、人間に対する外的境遇の影響、産業の重大な意味、享楽の是認、等々に関する唯物論の説から、それと共産主義および社会主義との必然的な連関を洞見するには、大なる慧眼を少しも必要としない*...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...作者が彼等の態度を是認してゐるところが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...即ち僕が苦楽座ならびにすべての苦楽座的出発点に決定的に反対しているのに反して君は苦楽座の出発点を極力是認し...
三好十郎 「俳優への手紙」
...それらが是認せられることも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...吾々はその破壊を是認すべき積極的理由をどこに見出したらよいのであるか...
柳宗悦 「民藝四十年」
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