...彼女は私の意見を是認した...
...彼が私の仕事を是認してくれたので、とても嬉しかった...
...間違いをしたことを素直に是認することが大切だ...
...彼女が反対するかもしれないが、私はあなたの提案を是認するつもりだ...
...今回のプロジェクトは上司の是認が必要だ...
...第二種の思想のみを是認するの意ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...甲は乙の二倍の代償を拂はねばならぬといふ事實を同時に是認するであらうか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...漫然として自分の境遇の憐れな事を是認し...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...寧ろ自分の行為に強い確信と是認の閃めきを見せる壮烈な女を見たいと思ふ...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...若しその結婚しやうとする婦人の処女が既でに犯されてゐると云ふことが相手の男子をして悩ます場合は仕方がないとして若しも男子がそのことを是認しさへすれば何でもなくいゝ結婚が出来る訳けである...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...この顔を是認するほど私の心地はまだ開けてゐない...
種田山頭火 「行乞記」
...女に対する封建的な奴隷制度を是認する...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...文学は美しいものであれかしということを是認してみよう...
豊島与志雄 「今日の条件」
...自分と同じように考えながら自分の思想を是認してもらうことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その乱行を是認するという制度もあるまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...神は自己の過去も将来もすべてを是認したもうた...
中村地平 「霧の蕃社」
...もちろんそういう事件を是認しているわけではないので...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...この態度を当然であると是認し...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...あのくろうとらしく冷静な是認の気持で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...五十五パーセントだけマルクシズムを是認している人なら...
三好十郎 「恐怖の季節」
...始めてこれを命名した者の判断と批評とがその群の大部分によって是認せられ...
柳田國男 「地名の研究」
...かくのごとく前者は肉体のために弥陀にすがることを是認し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...もとよりこれは「悪は是認すべきものである」という意味ではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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