...蒼生鼓腹して治を楽む、また一の義仲をして革命の暁鐘をならさしむるの機なきは、昭代の幸也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...どうか昭代(しょうだい)をして...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...大正の昭代にあった事なのです...
芥川龍之介 「妖婆」
...かかる無意味な面構(つらがまえ)を有すべき宿命を帯びて明治の昭代(しょうだい)に生れて来たのは誰だろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この民主主義的資本主義日本の昭代における立派な手工業者の範疇にぞくしているのだが...
服部之総 「蓮月焼」
...明治の昭代には夢にも想像す可らざるの不祥なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...斯る昭代に居て、等しく是れ帝室の臣民なるに、其一部分の人が何を苦んで帝室保護等の言を吐くや...
福沢諭吉 「帝室論」
...これ実に昭代(しょうだい)の一欠事(いつけつじ)にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...実に昭代の瑕瑾(かきん)じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...『昭代記』に加藤忠広封を奪われた時...
南方熊楠 「十二支考」
...君子交り絶えて悪声を放たずと言うに、自己の些細な給料を増さんとて、昨日まで奉祀して衣食の恩を受けたる神の社殿を、人を傭いてまでも滅却せんとする前科者の神職あるも、昭代の逸事か...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
......
柳田国男 「故郷七十年」
...近頃のように謡曲隆盛の昭代にその到る処深刻に又痛切に繰り返し繰り返し経験されて...
夢野久作 「謡曲黒白談」
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