...春陽の青草のごとく宗教の風に伏しやすきものなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...嗚呼(ああ)憂に沈むものよ嗚呼不幸をかこつものよ嗚呼冀望(きぼう)の失せしものよ春陽の期近し四...
内村鑑三 「寒中の木の芽」
...朝 雨 午後ハフラズ蒔清ト田端ニユク――八日春陽堂ノ番頭「芋粥」「戲作三昧」ノ裝幀ノ用デキタル龍之介先生...
小穴隆一 「二つの繪」
...(春陽堂の明治大正文學全集第六卷第六百六十六頁...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...大正十一年九月当時執筆の短篇小説数篇及雑録の類と併(あわ)せてこれを一巻となし春陽堂(しゅんようどう)より刊行したり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...先生が矢来町にありし事を知りしは予(あらかじ)め電話にて春陽堂に聞合せたるによつてなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...春陽堂は紅葉露伴のものを出すので文学書肆の中では一番有名でした...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...紅葉先生の著作は初から晩年の金色夜叉に至るまで皆春陽堂から出てゐたのですが...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...富山房も大きな本屋ですが私が曾て春陽堂から出した「下谷叢話」を是非出さしてくれと云ふから改訂して出すと...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...大正十年三月春陽堂が拙作小説『歓楽(かんらく)』を巻首に置きこれを表題にして単行本を出した時再び『すみだ川』をその中に加えた...
永井荷風 「すみだ川」
...春陽堂より荷風全集校正摺を送り来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...午後春陽堂の人来りて全集第二巻再版の検印を請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録を春陽堂に送る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録を春陽堂に郵送す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...一松久三十郎は人も知る春陽会の驥足(きそく)である...
久生十蘭 「生霊」
...春陽会を見たりしたときより遙につまらなかった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...春陽堂の新小説の宙外...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...春陽丸に乗って日本に到着して...
夢野久作 「暗黒公使」
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