...発行書肆(しょし)は東京春陽堂(しゅんようどう)である)作者はその短篇の中に意気地(いくじ)のないお姫様(ひめさま)を罵(ののし)っているの...
芥川龍之介 「文放古」
...朝 雨 午後ハフラズ蒔清ト田端ニユク――八日春陽堂ノ番頭「芋粥」「戲作三昧」ノ裝幀ノ用デキタル龍之介先生...
小穴隆一 「二つの繪」
...春陽会の若い画家五六人が饗(よ)ばれて往つたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...春陽堂)その序の中に『著者の心と讀者の心と調を一にせぬなら讀書の效用が無い...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...春陽堂文庫は主として文学のものが多く...
戸坂潤 「読書法」
...書肆春陽堂主人和田利彦と余とを加へて十一人なり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...この書肆の資金を以て文芸その他諸雑誌の発行に着手せんかこれまで独天下(ひとりてんか)の春陽堂博文館ともどもに顔色(がんしょく)なからんとわれ人(ひと)共に第一号の発刊を待ちかねたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...)明治の末年に小説を出す本屋は春陽堂...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...昭和二年七月春陽堂の編輯した『明治大正文学全集』第三十一編にも『すみだ川』が載せられている...
永井荷風 「すみだ川」
...春陽堂主人の請ふにまかせ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...全集第三巻の原稿を春陽堂使の者に渡す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂主人和田氏年賀に来る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...春陽堂あたりでさえも文芸物出版社としての誇りをかなぐり捨て...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...そして春陽四月、土くれのあちこちからあはただしく萌え出る魔法の芽...
原民喜 「小さな庭」
...電話にて春陽堂へ『文学論評』の送付(例により三十部)を促がす...
宮本百合子 「含蓄ある歳月」
......
宮本百合子 「獄中への手紙」
...親たちと私とは一昨日春陽展を上野で見ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...春陽堂の新小説の宙外...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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