...春水(しゅんすい)を出そうかと存じております...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...二葉亭の頭の隅(すみ)ッコにマダ三馬(さんば)か春水(しゅんすい)の血が残ってるんじゃないかと...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...落葉 薄田泣菫著 照葉狂言 泉鏡花著今戸心中 広津柳浪著 三人妻 尾崎紅葉著一葉全集 樋口一葉著 柳橋新誌 成島柳北著梅暦 為永春水著 湊の花 為永春水著即興詩人 森鴎外著 四方のあか 蜀山人著うづら衣 横井也有著 霜夜鐘十時辻占 黙阿弥著其他深く考へず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...但し四条五条という漢音の語なくば「春水」とは言はざりけん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...翡翠の魚を覗(うかが)ふ柳かな翡翠をかくす柳の茂りかな翡翠の来る柳を愛すかな翡翠や池をめぐりて皆柳翡翠の来ぬ日柳の嵐かな翡翠も鷺(さぎ)も来て居る柳かな柳伐(き)つて翡翠終(つい)に来ずなりぬ翡翠の足場を選ぶ柳かな翡翠の去つて柳の夕日かな翡翠の飛んでしまひし柳かな春水の鯉は身動きもならぬほど言葉が詰まつて居たが...
正岡子規 「病牀六尺」
...地理は氷解、水ぬるむ、春水、春山の類をいふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...蘭軒は当時猶山陽を視て春水不肖の子となし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六十一歳の春水は三十歳の蘭軒を座に延(ひ)いて待し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春水遺稿の干支の下に最も簡明に註せられてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春水自身も此の如く急に世を辞することをば期せなかつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...人情本は春水(しゅんすい)...
森鴎外 「細木香以」
...春水の始めて仕(つか)ふるや当時藩学新たに建つに会し建白して程朱(ていしゆ)の学を以て藩学の正宗となさんと欲す...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...春水の斯の如くに程朱の一端に奔(はし)りし所以(ゆゑん)のもの...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...春水は学識ある妻を有し...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...春水が交遊する所の諸儒皆舌を巻きて其夙才(しゆくさい)を歎ぜり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...今や友人春水の子俊秀斯(かく)の如きを見て...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...春水の遺品であろうと言い合った...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...貞節な春水未亡人として暮している彼女には...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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