...その中に春信(はるのぶ)論が出て来て...
芥川龍之介 「田端日記」
...春信(はるのぶ)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...これが春信かいなア...
上村松園 「浮世絵画家の肉筆」
...春信は自(みずか)ら役者似顔絵を描かずと称し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...鈴木春信の可憐幽婉なる恋愛的画題は単純にして余情ある『松の葉』の章句あるひは「薗八(そのはち)」の曲節を連想せしむるものならずや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...春信ら明和時代の画家の描ける縁側...
永井荷風 「江戸芸術論」
...鈴木春信は明和年代において柱絵を流行せしめたる画家なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...春信の歿年は明和七年七月十七日なること...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浮世絵風俗画は鈴木春信(すずきはるのぶ)勝川春章(かつかわしゅんしょう)鳥居清長(とりいきよなが)より歌麿(うたまろ)春潮(しゅんちょう)栄之(えいし)豊国(とよくに)の如き寛政(かんせい)の諸名家に及び円熟の極度に達せし時...
永井荷風 「江戸芸術論」
...歌麿以前にありては春信湖龍斎春章(しゅんしょう)らいづれも扁平(へんぺい)にして丸顔の女を描きたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この絵本はまた鈴木春信の『青楼美人合(せいろうびじんあわせ)』(五冊)『春(はる)の錦(にしき)』(二冊)と共に色摺絵本中の最も古くまた最も精巧なるものとして板画研究者の珍重する処たり(明和以前の絵本は皆墨摺にして色摺はなし)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...美術としての価値元(もと)より春信(はるのぶ)清長(きよなが)栄之(えいし)らに比する事能(あた)はざれど...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浪板の如き甚(はなはだ)しく不自然なる大道具(おおどうぐ)は宛(さながら)浮世絵における奥村政信(おくむらまさのぶ)鈴木春信(すずきはるのぶ)らの美人画の背景にひとし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...鈴木春信(すずきはるのぶ)の古き版画の色と線とから感じられるような...
永井荷風 「鐘の声」
...笠森の茶屋かぎやの阿仙春信の錦絵に面影をとゞめて百五十有余年...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春信(はるのぶ)...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...この方がほんとうだ! 魂の問題からいってもずっとほんとうで芸術的だ!それが春信や栄之の淡い浮世絵は...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...この春信(はるのぶ)などは逸品だと思います」私は驚胆の声を漏らした...
松本泰 「日蔭の街」
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