...彼は昔気質で、スマホなんて使わないんだって...
...昔気質な店主が営むこの店は、昔ながらの味わいのある料理が自慢だ...
...彼女は昔気質の考え方で、男性は女性を守るべきだと思っている...
...古風で昔気質な家具が好きで、アンティーク家具店に足しげく通っている...
...今時の若者には理解されないけれど、私は昔気質な生き方が好きだ...
...昔気質(むかしかたぎ)の人だつたから...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...若い時に亭主(ていしゅ)に死に別れて立派に後家(ごけ)を通して後ろ指一本さされなかった昔気質(むかしかたぎ)のしっかり者だけに...
有島武郎 「或る女」
...俺は頑固な昔気質だから...
有島武郎 「星座」
...昔気質(むかしかたぎ)の誰でもそう云う...
泉鏡花 「怨霊借用」
...昔気質(むかしかたぎ)に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...昔気質(かたぎ)の母親の躾(しつけ)にもよったのだろうが...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...あの昔気質な老人達が...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...それに田舎の昔気質(かたぎ)の家でしたので...
太宰治 「人間失格」
...昔気質(むかしかたぎ)の親たちからしつけられて来たのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...彼女は本家の姉ほどには昔気質(むかしかたぎ)でなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...昔気質(むかしかたぎ)の一克(いつこく)な性分ではあるし...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...お島は昔気質(むかしかたぎ)の律義(りちぎ)な父親に手をひかれて...
徳田秋声 「あらくれ」
...昔気質(むかしかたぎ)の小田切三也の気持は何(ど)うも其儘(そのまま)では済みません...
野村胡堂 「百唇の譜」
...それは老伯の昔気質(むかしかたぎ)から出た自ら閉門謹慎の意であったか...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...昔気質(むかしかたぎ)の父母は...
堀辰雄 「姨捨」
...昔気質(むかしかたぎ)の母は...
堀辰雄 「菜穂子」
...数十年間寡婦として旧家を維持してゐた気丈な昔気質の女性であつたので...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...今でも昔気質の人はこの夜十二時が打つと同時に...
三木清 「消息一通」
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