...同村字上悪途堤外地は昔の共有土取り場で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ふたたび昔のような...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...「いらっしゃい」などと言われて店の者に笑顔で迎えられたのは、あれは昔の事だ...
太宰治 「禁酒の心」
...今度の病気で昔の中風老人たちを想い出して...
寺田寅彦 「柿の種」
...昔の夢の鉄道馬車の代わりにことしは地下鉄道が開通して...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...今の物理学者がもし昔のギリシアの学者たちと議論したとしたならば...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...昔のままにわしを迎えてくれる...
富田常雄 「面」
...昔のままの汚点がついていました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...漁村の姿には昔の面影も残つてゐないことだらうと思はれる...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...ずっと遠い昔のようでもあり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔の人の考えた、一時的の生優しい変装では承知が出来なかったのです」「いや、嘘だ嘘だ、勢子は死んだ筈だ」「そうです仰(おっ)しゃる通り死んだ筈でした...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...そこに昔の大通(だいつう)のあつさりした遊振りを思合せて...
平出修 「瘢痕」
...昔の重労働生活には戻りたくない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...昔の星の下で行はれる出来事にしたかつた...
牧野信一 「村のストア派」
...昔の學者町西片町に住んでゐた幾人かの官學出の學者を知つてゐるが...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...青い靄にぼっとかすんでいるのを見たりしたこと――それはどのくらい昔のことであろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ことさら姫君が愛しているのは「春や昔の」(春ならぬわが身一つはもとの身にして)と忍ばれることがあるからであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一つは『三世相(さんぜそう)』といういわば昔の百科全書で...
柳田国男 「故郷七十年」
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