...――名人が書けば木の中へ何寸も深く字が喰ひ込むなどと昔からいふことであるけれども...
會津八一 「拓本の話」
...沙弥(しゃみ)の昔から...
芥川龍之介 「鼻」
...2それはもう大昔からきまっているのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...フョードル・パーヴロヴィッチは昔から食後のデザートに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...やはり昔からの貴族政治の習慣に囚はれて少しも新しい事を考へて居りませぬ...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...氷河の壮大な美しさは、ずっと昔から、文学者や地理学者たちの讚美の的であった...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...「君の腕は昔から太いよ...
夏目漱石 「二百十日」
...だから昔からインスピレーションを受けた有名の大家の所作(しょさ)を真似れば必ず逆上するに相違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...昔からの云い慣わしであった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...また昔からありきたった傀儡子(くぐつし)が...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私などのやうなずつと昔からの側近者にとつても...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...さればこそ昔から歌や俳句などで決してこれを見逃していないのはもっともな事だと思われる...
牧野富太郎 「植物記」
...出家のお志は昔から深かった宮でおありになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔からフランスの貴族は貴婦人に対して何一つ拒んだことがなかったのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昔から「磐城紙(いわきがみ)」の名で知られます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「おれはずっと昔から流人村に興味を持っていた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...昔から小仏の山の名と何かの因縁を結んでいるように...
吉川英治 「江戸三国志」
...巨椋池の周囲の地方には昔から「おこり医者」といってマラリヤの療法のうまい医者があることを聞かせてくれた...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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