例文・使い方一覧でみる「昔々」の意味


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...昔々、バグダツドのマホメツト教のお寺の前に、一人の乞食が寝て居りました...   昔々、バグダツドのマホメツト教のお寺の前に、一人の乞食が寝て居りましたの読み方
芥川龍之介 「三つの指環」

...昔々の子守歌を歌い出した...   昔々の子守歌を歌い出したの読み方
江戸川乱歩 「吸血鬼」

...昔々もその昔、妹が赤十字病院にはいっていた時分、外来の見舞客には特別の食堂があり、切符で注文すれば同じ値段で洋食か和食があり、こっちのほうがおいしかったのを思い出す...   昔々もその昔、妹が赤十字病院にはいっていた時分、外来の見舞客には特別の食堂があり、切符で注文すれば同じ値段で洋食か和食があり、こっちのほうがおいしかったのを思い出すの読み方
滝沢敬一 「ブイヨン・ドンゾール」

...それにしてからが昔々から掛引のうまい大作曲家といふのは見当らないし...   それにしてからが昔々から掛引のうまい大作曲家といふのは見当らないしの読み方
中原中也 「音楽と世態」

...廊下に付けた足跡は、両国の獣肉屋(ももんじや)で手に入れた、貉(むじな)の足のからくり――そんな事までして私は、お嬢様の並々でない物好きな心持を掴んだので御座います」「…………」「お嬢様はもう、昔々旦那様から、身分違いと言って捨てられた者の子の種を宿しました...   廊下に付けた足跡は、両国の獣肉屋で手に入れた、貉の足のからくり――そんな事までして私は、お嬢様の並々でない物好きな心持を掴んだので御座います」「…………」「お嬢様はもう、昔々旦那様から、身分違いと言って捨てられた者の子の種を宿しましたの読み方
野村胡堂 「新奇談クラブ」

...――それは昔々徳川家康が鐘名(しようめい)に文句を附けて...   ――それは昔々徳川家康が鐘名に文句を附けての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...多賀屋へ聟にでも入らなきや身の立てやうはない」「――」「親と親との昔々の約束は...   多賀屋へ聟にでも入らなきや身の立てやうはない」「――」「親と親との昔々の約束はの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...多賀屋へ聟にでも入らなきゃ身の立てようはない」「…………」「親と親との昔々の約束は...   多賀屋へ聟にでも入らなきゃ身の立てようはない」「…………」「親と親との昔々の約束はの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...『一と目千兩』のお夢といふ太夫が入つたんです」「それがお前を買ひきらうといふのか」「昔々江戸にあつたとか言ひますね...   『一と目千兩』のお夢といふ太夫が入つたんです」「それがお前を買ひきらうといふのか」「昔々江戸にあつたとか言ひますねの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...名取屋三七郎の家の兩隣には、三軒長屋が二た棟あるが、不思議なことに皆んな男世帶だ、――三七郎の妾のお鮒が綺麗なんで、女といふ女は住みつかないんだ相ですよ」「お前の話は相變らず馬鹿々々しいな」「まア、聽いて下さいよ、話はこれから面白くなるんで」「フーム」「三軒長屋が二つ、その一つは北の方にあつて、按摩(あんま)の年寄夫婦が一と組と、浪人波多野虎記(とらき)と、小博奕(こばくち)を渡世にしてゐる、勇吉といふ若いのが住んでゐる、按摩の女房の婆さんなんか女のうちに入らない」「――」「南隣の三軒長屋には、馬鹿の猪之助と、漁師の申松(さるまつ)が住んで居て、中の一軒は空家だ、その空家にはお化けが出るといふ噂があつて、この一年借り手が無い、――昔々、一人者の婆さんが、臍繰(へそくり)を五貫六百ばかり殘して死んだ相だから、多分それに思ひが殘つてゐるだらうといふことで――」「恐ろしくケチなお化けだな」「ところで、この三軒長屋二た棟に住んでゐる、六人の住人のうち、按摩夫婦の二人の外は、皆んな名取屋三七郎の妾のお鮒に夢中なんだから面白いぢやありませんか」「そんな話は、ちつとも面白くは無いよ、馬鹿々々しい」「錢形の親分に面白がらせようなんて、そんな娑婆(しやば)つ氣はありませんよ、當人同士は妾のお鮒に聲でも掛けて貰はう、せめて一と眼振り向いて見られようと、そりや夢中なんで」「そんなのが四人も五人も大川端に集まるんだから江戸は廣いなア」「先づ第一番に白痴(ばか)の猪之助――この男は取つて二十九の良い若い者だが、釘が一本足りないばかりに、まともな仕事が出來ねえ...   名取屋三七郎の家の兩隣には、三軒長屋が二た棟あるが、不思議なことに皆んな男世帶だ、――三七郎の妾のお鮒が綺麗なんで、女といふ女は住みつかないんだ相ですよ」「お前の話は相變らず馬鹿々々しいな」「まア、聽いて下さいよ、話はこれから面白くなるんで」「フーム」「三軒長屋が二つ、その一つは北の方にあつて、按摩の年寄夫婦が一と組と、浪人波多野虎記と、小博奕を渡世にしてゐる、勇吉といふ若いのが住んでゐる、按摩の女房の婆さんなんか女のうちに入らない」「――」「南隣の三軒長屋には、馬鹿の猪之助と、漁師の申松が住んで居て、中の一軒は空家だ、その空家にはお化けが出るといふ噂があつて、この一年借り手が無い、――昔々、一人者の婆さんが、臍繰を五貫六百ばかり殘して死んだ相だから、多分それに思ひが殘つてゐるだらうといふことで――」「恐ろしくケチなお化けだな」「ところで、この三軒長屋二た棟に住んでゐる、六人の住人のうち、按摩夫婦の二人の外は、皆んな名取屋三七郎の妾のお鮒に夢中なんだから面白いぢやありませんか」「そんな話は、ちつとも面白くは無いよ、馬鹿々々しい」「錢形の親分に面白がらせようなんて、そんな娑婆つ氣はありませんよ、當人同士は妾のお鮒に聲でも掛けて貰はう、せめて一と眼振り向いて見られようと、そりや夢中なんで」「そんなのが四人も五人も大川端に集まるんだから江戸は廣いなア」「先づ第一番に白痴の猪之助――この男は取つて二十九の良い若い者だが、釘が一本足りないばかりに、まともな仕事が出來ねえの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...昔々の家に鳴るオルゴールの音色のように...   昔々の家に鳴るオルゴールの音色のようにの読み方
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」

...即ち「昔々しきりに思う慈母の愛」「春あり成長して浪葉にあり」の情愁で...   即ち「昔々しきりに思う慈母の愛」「春あり成長して浪葉にあり」の情愁での読み方
萩原朔太郎 「詩の原理」

...昔々(むかしむかし)露西亜(ロシア)のペートル帝が和蘭(オランダ)に行て航海術を学んだと云(い)うが...   昔々露西亜のペートル帝が和蘭に行て航海術を学んだと云うがの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...昔々、エヂプトの都に某と称ぶ黄金の冠の所有者があつた――と云ふ(ユレーカ)の語原に関する一伝説を君は知るか、それは十二星を象徴する星に擬した不思議な金剛石の数々をもつて鏤めたる王冠であつた、ところがその中の一つの宝石が或時不意に紛失したのである、持主はその探索をアルキメデスに嘱したと話はお伽噺風に伝つてゐる...   昔々、エヂプトの都に某と称ぶ黄金の冠の所有者があつた――と云ふの語原に関する一伝説を君は知るか、それは十二星を象徴する星に擬した不思議な金剛石の数々をもつて鏤めたる王冠であつた、ところがその中の一つの宝石が或時不意に紛失したのである、持主はその探索をアルキメデスに嘱したと話はお伽噺風に伝つてゐるの読み方
牧野信一 「卓上演説」

...お伽噺△昔々ある処に七郎といふ大へんに勇ましい少年がありました...   お伽噺△昔々ある処に七郎といふ大へんに勇ましい少年がありましたの読み方
牧野信一 「〔編輯余話〕」

...一一六昔々あるところにトトとガガとあり...   一一六昔々あるところにトトとガガとありの読み方
柳田国男 「遠野物語」

...一一七昔々これもあるところにトトとガガと...   一一七昔々これもあるところにトトとガガとの読み方
柳田国男 「遠野物語」

...昔々至って貧しい老女の家に...   昔々至って貧しい老女の家にの読み方
柳田国男 「年中行事覚書」

「昔々」の読みかた

「昔々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「昔々」


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