...父は往来の左右を見ながら「昔はここいらは原ばかりだった」とか「何とか様の裏の田には鶴が下りたものだ」とか話していた...
芥川龍之介 「本所両国」
...究竟の涅槃次に「究竟涅槃(くきょうねはん)す」ということですが、これを昔から、一般に「涅槃(ねはん)を究竟(くきょう)す」とよませています...
高神覚昇 「般若心経講義」
...昔はやはり紋所と云ふものは立派な武士でなければ付けなかつたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...昔からの怪談と、鬼どもの話だけはすっかり諳誦していて、村の人は、信じはしませんでしたが、祖母のお話を聞くことだけは、誰も好きなようでした...
谷譲次 「踊る地平線」
...何しろ本家の連中は昔風で悠長(ゆうちょう)だものですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...云わば昔の我に対する三年の喪(も)をやったようなものだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...たしかにそれらの昔助けてあげた人々なのである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...建武(けんむ)の昔...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔から今に繰(く)りさげて来るよりほかに道はあるまい...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...この村の開けないずつと往昔(むかし)は一面の沼だつたのぢや...
野口雨情 「黄金の甕」
...兎角昔のやうな華やかなことはなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それくらいならもう長いあいだいったことのない昔の故郷をもう一度訪ねたほうがりこうというものだったろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それも今日では昔がたりになりました...
本庄陸男 「石狩川」
...セントラルカフエーにブラジル系の珈琲を飲んで拠りどころなき情熱を燃やした私たちそのかみの「ペラゴロ」(さう呼ばれてゐた)もこんな昔噺をかけるやうになつてしまつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...森かげや小川の岸に小さく長閑(のどか)に立っている百姓小舎のくすぶった破風から晴れた星空に立ちのぼってゆく蚊やりの煙はいかにも遠い昔の大和民族の生活を偲ばせるようで床しいものです...
宮本百合子 「蚊遣り」
...宮仕えをおもしろいものに昔から言うのではありませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...むしろ昔スエトニウスがユリウス・カエサルの話しぶりを評して言ったように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昔のままに保たれている証拠だと思われてなりません...
柳宗悦 「多々良の雑器」
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