...「易々(いい)たるのみ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...そしていかにも易々(やすやす)と脚(あし)の下(した)に水(みず)を掻(か)き分(わ)けて...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...勝利はしかく易々たるものに非ざりき...
石川啄木 「閑天地」
...ここに傍若無人なまで彼の精神を易々と表し...
ヴァレリイ 坂口安吾訳 「〔翻訳〕ステファヌ・マラルメ」
...易々と犯人を捉えることが出来たかも知れないのに」「犯人はそれを恐れたから...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...支那より六億や七億の税を取るは易々(いい)たる事と思う...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...もちろん普通の場合ならばそう易々(やす/\)と潜入出来る筈はないが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...行政の紀律を振肅する亦易々の業のみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...昨晩室堂(むろどう)へ泊って易々(やすやす)と帰って来た」「そりゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...易々(やすやす)と仰せられたので...
中里介山 「法然行伝」
...恨む敵(かたき)は馬鹿らしい程易々とそれを飛び越えてしまった...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...かくも易々と自由に画くことは出来ないであらう...
柳宗悦 「雑器の美」
...そう易々とは生まれて来なかったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼の全領土を一朝に覆すは易々(いい)たるもの」と各寄って...
吉川英治 「上杉謙信」
...万太郎ならば易々(やすやす)と行ける場所とは...
吉川英治 「江戸三国志」
...御所の地たる京都を易々(いい)として敵に渡すからには...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が易々(やすやす)と木の葉虫のようにごろりと横になったころ...
吉川英治 「親鸞」
...そう易々(やすやす)...
吉川英治 「山浦清麿」
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