...彼女は私にとって、掌上明珠のような存在です...
...彼は彼女を掌上明珠のように大切に扱っています...
...このスマートフォンは、まるで掌上明珠のように美しいデザインです...
...中国語で「掌上明珠」とは「手のひらに輝く真珠」という意味です...
...彼がプロポーズしたとき、私にとって掌上明珠が贈られたような気持ちでした...
...この人の文を猥談と呼ぶは明珠(めいしゆ)を魚目(うをめ)と呼ぶに似たり...
芥川龍之介 「八宝飯」
...ただ肚裡(とり)に明珠(めいしゆ)を蔵しただけで...
芥川龍之介 「貉」
...斉(せい)国の夜明珠(やめいしゆ)...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...『あいびき』に由てツルゲーネフの偉大と二葉亭の訳筆の価値とを確認した読者は崑山(こんざん)の明珠を迎うる如くに珍重愛惜し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それに二つの明珠(めいしゅ)をはめこんだものであった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...侍女に命じて明珠を一つ持ってこさして...
田中貢太郎 「西湖主」
...此の統一や、かの專制の統一にあらずして、個々獨尊の統一たり、枝を以て葉に統べ、幹を以て枝に統ぶるの統一にあらずして、帝釋天網、百千明珠、相照し相映して、融通無碍なるの統一たらん...
内藤湖南 「學變臆説」
...幾多の明珠があったのではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...蟇(がま)の額(ひたい)には夜光(やこう)の明珠(めいしゅ)があると云うが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...龍王の明珠(めいしゆ)を取つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...龍王の明珠を取つて來る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明珠は、お松、お村、どちらの手に入りませうや、暫らくは一と囃(はや)し――」と言ふと、二人の海女は、身を跳らして、碧玉(へきぎよく)を湛(たゝ)へたやうな――少し底濁りのした水槽へサツと飛込みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...龍王の明珠(めいしゅ)を取った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...龍王の明珠(めいしゅ)を取って来る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明珠(めいしゅ)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「点魁(テンカイ)」「艮玉(コンギョク)」「板桂(ハンケイ)」「明珠(メイシュ)」「月宝(ゲッポウ)」「逢春(ホウシュン)」等の文字が印刷されてある...
火野葦平 「花と龍」
...いわく、〈竜形九似あり、頭駝に似る、角鹿に似る、眼鬼に似る、耳牛に似る、項蛇に似る、腹蜃に似る(蜃は蛇に似て大きく、角ありて竜状のごとく紅鬣、腰以下鱗ことごとく逆生す)、鱗鯉に似る、爪鷹に似る、掌虎に似るなり、背八十一鱗あり、九々の陽数を具え、その声銅盤を戞(う)つがごとし、口旁に鬚髯あり、頷下に明珠あり、喉下に逆鱗あり、頭上に博山あり、尺水と名づく、尺水なければ天に昇る能わず、気を呵して雲を成す、既に能く水と変ず、また能く火と変じ、その竜火湿を得ればすなわち焔(も)ゆ、水を得ればすなわち燔(や)く、人火を以てこれを逐えばすなわち息(や)む、竜は卵生にして思抱す〉(思抱とは卵を生んだ親が、卵ばかり思い詰める力で、卵が隔たった所にありながら孵(かえ)り育つ事だ...
南方熊楠 「十二支考」
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