...定家卿の明月記に曰『元久二年七月廿八日途(みち)より和哥所(わかどころ)に参(まゐ)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...前に引し明月記の寒氷(かんひやう)は朝庭よりの古例(これい)の賜(たまもの)にはあるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...明月記は千写(しや)百(も)の書なれば七は六の誤(あやまり)としても氷室を出(いで)し六月の氷朝(あした)を待(まつ)べからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...玉葉よりも明月記よりも興味の薄いものである...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...ほとんど『明月記』の塁を摩するものである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...又明月記に元久二年二月二十三日御七条院此間予可儲肴等持参令取居之長櫃一土器居小折敷敷柏盛海松覆松とあれば昔時は貴人も食用に供せられたるならん」「又海藻の種類は多し模様として応用得べきもの少からず然れども古来諸種の工芸品の模様に応用せられたるものは実にみるのみなりみるは其形状のみならず体色も用ひられてみる色といへる緑に黒みある色をも造られたり」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...定家卿の『明月記』建仁二年五月四日の条に「〈近日しきりに神泉苑に幸(みゆき)す...
南方熊楠 「十二支考」
...『明月記』に天福元年十一月御法事の夜僧房の童が女の姿で堂上に昇り...
南方熊楠 「十二支考」
...藤原定家の“明月記(めいげつき)”などによると...
吉川英治 「折々の記」
...これは歌のみちで名だかい藤原定家の日誌の『明月記』と五位ノ藏人經光の日記の『民經記』とにもつぱらくはしく書かれてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...定家の晩年を知りたいため『明月記』を見てゐるうちに...
吉川英治 「折々の記」
...『明月記』の十一月二十五日のところに「ほとゝぎすが啼く」とあり...
吉川英治 「折々の記」
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