...優しい内にも物事明晰な質で神經質なところが...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...諸君の明晰な論理をもってわれわれの偏見を打破し...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...落着き拂った明晰な口調で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...確実な明晰な眼を持つことだと言われてるだろう...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...明晰な観照を妨げられる...
豊島与志雄 「情意の干満」
...明晰な眼を必要とし...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...明晰な眼を見開きたいような生理的状態にあったのである...
豊島与志雄 「夢の図」
...彼は以前には驚くべく観念明晰な男であつたが...
中原中也 「詩に関する話」
...明晰なる口調で慰労の辞を述べた...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...あの拍節の明晰な...
萩原朔太郎 「青猫」
...稀に見る明晰な頭脳の所有者でした...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...その明晰な頭脳を以て...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...この点でとても明晰なので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...次の詩集、“L'Honneur de Souffrir”(1927)も、きはめて地味な、明晰な手法で、一友の死を契機として、死についての冥想を抒べたものである...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...またはそれを最も明晰な方法で配列したとか云って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...明晰な書物はつねに有益であるが...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...自分の生まれ合わせた社会と自分とについてのきわめて広い明晰な把握がなくてはならなくなって来ている...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...対象への態度とそれの表現にあたっての近代的に明晰なナイヴィテと...
三好十郎 「恐怖の季節」
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