...明くる朝、助手は、赤ただれたせなかをしていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...明くれば、九月九日、舊暦の八月十五日也...
大町桂月 「十和田湖」
...明くる日は余程気分が楽になったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...貞之助たちがこのお花見に行った明くる日に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...と云(い)うのは、あの明くる晩も、その次の晩も、あれからずっと、ナオミは毎晩何かしら荷物を取りに来ないことはなかったからです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そいからその明くる日の夕方...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...明くる曙光ともろともに二列漕座のよき船を海に泛べて去るべしと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あまり明くない電燈の光と...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...八月の末から九月の初めにかけては、時々夜になって驟雨(ゆうだち)の霽(は)れた後(あと)、澄みわたった空には明月が出て、道も明く、むかしの景色も思出されるので、知らず知らず言問(こととい)の岡あたりまで歩いてしまうことが多かったが、今夜はもう月もない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...白梅(しらうめ)に明くる夜ばかりとなりにけりを辞世として...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...急ぎ足に沓脱(くつぬぎ)へ下りて格子戸に添ひし雨戸を明くれば...
樋口一葉 「わかれ道」
...涙に明くるを俟(ま)ちかね...
南方熊楠 「十二支考」
...そして明くる日、山谷は焼けなかったので、そこへ訪ねていったが、「おなかは来ない」というだけだった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...明くる朝、まだ暗いうちに、人の騒ぐ声で登は眼をさました...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その明くる朝はやく...
山本周五郎 「日本婦道記」
...明くる朝の三時すぎ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――明くる日は朝から唸(うな)りつづけで...
山本周五郎 「柳橋物語」
...思わずグッスリと寝込んで――その明くる朝...
吉川英治 「江戸三国志」
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