...そこは明々と照明され...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...明々後日(やのあさつて)にならば...
石川啄木 「足跡」
...しかしながら彼らの受けた苦難災禍がその罪の結果でないことは明々白々の事実ではないか...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...明々と電燈をつけて商売をしていたし...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...明々白々の根拠をつかんでゐながらもなほ...
太宰治 「右大臣実朝」
...さうなることは今から明々白々で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...この要求の前に学生生活の見透しとモラルとは明々白々ではないかと思う...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...神棚には明々と蝋燭がともされていた...
豊島与志雄 「神棚」
...その中から起る短笛――つまり尺八です――の音だけは明々喨々(めいめいりょうりょう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして時代のついた丸行燈(まるあんどん)が明々とともっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...明々白々のことになつて...
中原中也 「心理的と個性的」
...いかに先駆の困難を勘定(かんじょう)に入れないにしたところでわずかその半(なかば)に足らぬ歳月で明々地に通過し了(おわ)るとしたならば吾人はこの驚くべき知識の収穫を誇り得ると同時に...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...辰刻(いつつ)半(九時)過ぎだというのに明々と灯が入っているじゃありませんか」「消し忘れたんだろう」ガラッ八の報告も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六枚折の屏風をひき廻した内側に明々と台ランプを点し...
久生十蘭 「湖畔」
...この明々白々たる事実を無視し...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...固より賢良なる人物を擧げて衆庶の望に副はせられ給ふは明々たることなれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...この分では夜明しは明々の事...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...暮れない内から二階にも階下にも明々(あか/\)と灯(ひ)が點(とも)された...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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