...』昌作は冷かに其顔を眺めてゐたが...
石川啄木 「鳥影」
...昌作は默つて腕組をする...
石川啄木 「鳥影」
...この袋が忽(たちま)ち大評判となって一層繁昌した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...寝室の魔術小林君、昌一君、雪子ちゃんの三人は、どうなるのでしょう...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...三谷氏の「――昌造先生も安政元年には大阪に於て魯國と談判するに際しては五代友厚氏なり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...佐伯昌作は何かに追い立てられるように...
豊島与志雄 「野ざらし」
...紀昌の目はクワッと大きく見開かれた儘である...
中島敦 「名人傳」
...この邊は昔の方が繁昌したところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お組の矢場の繁昌もこれきりになる」平次の想像は思わぬ方に飛躍して行きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不日にして大阪の繁昌を得べく」と云わせた予測が実現されかけていた...
本庄陸男 「石狩川」
...榛軒門人録には此人の名が「昌栄」に作つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたしの霊魂にそういう繁昌な状態の内に映った自分の影を見させ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安房守昌幸は軍師としては当代ならぶ者なしという評をもっていたが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それにもかかわらず昌幸が押して逢おうとするのは...
山本周五郎 「日本婦道記」
...私立の方も依然繁昌...
山本笑月 「明治世相百話」
...これ蜀の敗滅、魏の隆昌...
吉川英治 「三国志」
...むかしは平家一門の車駕(しゃが)が軒なみの甍(いらか)に映えた繁昌のあとである...
吉川英治 「私本太平記」
...東平東昌二府の奉行...
吉川英治 「新・水滸伝」
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