...南昌(なんしやう)...
石川啄木 「葬列」
...信吾は其手を拂つて手負猪の樣な勢ひで昌作に組みつく...
石川啄木 「鳥影」
...昌吉は思わず天井を見まわした...
江戸川乱歩 「影男」
...通詞本木昌造を以申立候に付...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...昌作は眼を外らして次の言葉を待った...
豊島与志雄 「野ざらし」
...子孫が繁昌して居る所から...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...当時はまだ御改革以前の事とて長垂阪(なだれざか)上の女郎屋(じょろうや)いたって繁昌(はんじょう)の折から...
永井荷風 「榎物語」
...「旧(ふる)き都は荒れゆけど、今の都は繁昌す、あさましかりつる夏も暮れて、秋にも既になりにけり、秋もやうやう半ばになりゆけば、福原の新都にましましける人々、名所の月を見むとて、或ひは源氏の大将の昔の路を忍びつつ、須磨(すま)より明石(あかし)の浦づたひ、淡路(あはぢ)の迫門(せと)を押しわたり、絵島が磯の月を見る、或ひは白浦(しろうら)、吹上(ふきあげ)、和歌の浦、住吉(すみよし)、難波(なには)、高砂(たかさご)、尾上(をのへ)の月の曙(あけぼの)を眺めて帰る人もあり、旧都に残る人々は、伏見、広沢の月を見る……」弁信は得意になって旧都の月見を語りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...紀昌に新たな目標を与(あた)えてその気を転ずるにしくはないと考えた...
中島敦 「名人伝」
...金が溜つて商賣が繁昌して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の繁昌を話して聞かせてやらあ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...外にあつて昌平黌と云ふ所を斥(さ)すべき文字である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昌允 御免なさいじゃあ...
森本薫 「華々しき一族」
...昌允 何だって母さんは...
森本薫 「華々しき一族」
...諏訪 昌さん、あなたの気持もわかります...
森本薫 「華々しき一族」
...繁昌して行くのだ...
夢野久作 「きのこ会議」
...江夏(こうか)(湖北省・武昌)の城にある黄祖(こうそ)を攻めるためだった...
吉川英治 「三国志」
...太后(生母桂昌院)マタ隆光ニ帰依(キエ)甚ダ深シ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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