...ビルの昇降口はどこですか?...
...エレベーターの昇降口はこの辺りです...
...昇降口から入場してください...
...昇降口は入口とは別にあります...
...このビルの昇降口は使いづらいですね...
...その昇降口から眺めてみよ...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...婆やは客車の昇降口のすぐそばまで来てまごついていたのだ...
有島武郎 「星座」
...此時は既に此等革命の健児の半数以上は生徒昇降口から嵐に狂ふ木の葉の如く戸外(おもて)へ飛び出した所であつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...昇降口の方へ駈けていった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...甲板を昇降口の方へ一散に走りながら...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...昇降口は誰がしめたのか...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...長大息(しんこきゅう)を一つすると、もう昇降口から、艦内へ呼び戻されるという次第だった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...昇降口を、用心しながら、そっとひらいてくれたまえ...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...「よろしい、口蓋(ハッチ)開(ひら)き方(かた)、はじめ」「はーい」栄螺(さざえ)が、そろそろと蓋(ふた)をもちあげるように、いまこの豆潜水艇は、昇降口の蓋を、そろそろともちあげはじめました...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...ほかに三人ばかりの私服と一緒に昇降口の梯子のところに突っ立っていて...
大杉栄 「日本脱出記」
...もし船室昇降口室(コムパニヨン)にあの海図がなかったなら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...船室昇降口の階段を下って船室(ケビン)へ入った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...学校の昇降口へ消えてしまうまで見送っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...昇降口(しようこうぐち)の高さは少くとも三尺位は有るべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...漸く昇降口の一隅に身を滑り込ますことが出来た...
原民喜 「氷花」
...あの粗羅紗の外套と痘瘡(あばた)だらけの顔を入口へにゆつと現はす前に昇降口でやる咳払ひ一つで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...――とにかく昇降口は彼らの叫喚に震(ふる)えるのであった...
本庄陸男 「白い壁」
...とうとうみんなは昇降口から教室へはいりました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
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