...その屋根へでもよじ昇る外には...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...東方に日の昇るを見て...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...ずいぶん急な階段のてっぺんまで昇ると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...巨大な松茸形に渦巻き昇る噴煙...
豊島与志雄 「ヒロシマの声」
...高い老樹の梢(こずえ)の間(あいだ)に立昇る...
永井荷風 「狐」
...何時の間にか階段を昇ると二階の正三の部屋に来ていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...当時旭(あさひ)の昇るような勢いの『ヘルキュレス』...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...天上へ昇る訳ではないがですね...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...しぶしぶと大気の中に立ち昇る三すじの黒い煙があるにはありましたが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...三すじの巻き昇る煙を吹いている洞穴(ほらあな)の口がありました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...東の海の真珠のような月が昇るまでに...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...昇る時には四時間近く馬に揺られなければならないが(歩けば二時間あまりだと云はれてゐる...
牧野信一 「山を越えて」
...月の昇る時、彼女(あれ)は森に出て来た...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...梯子段(はしごだん)を昇る時は...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...アガレは東方、日の昇る処、平島(ひらしま)はすなわち地平の線上に横たわって、しばしば靄(もや)や荒波に蔽(おお)い隠される島であった...
柳田国男 「海上の道」
...われは大空に昇るであろう...
横光利一 「日輪」
...しかしやがて夜が明けて陽が高く昇ると...
吉川英治 「三国志」
...太陽はのっと昇るように見えるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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