...(沖縄群島のような風の強い所には高く高く天にまで舞い昇るような雲雀は一匹も翔(こうしょう)していない...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...一(ひと)たび昇るとも...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...僕は天にも昇る悦(よろこ)びで...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...皿の上にもうもうと立昇る白い湯気を...
海野十三 「火星兵団」
...太陽だから昇るのだ...
太宰治 「猿面冠者」
...門外に出るに明月松林の間に昇るを見る...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...満月が峠の方の尾根に昇る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...次の階に昇るために私のドアの前を踏む者もいなかった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...目下旭の昇る勢いの成吉思汗(ジンギスカン)だ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...巻煙草の後先きから立ち昇る色の違つた二条の煙りを彼は...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...ゲエルのすべての神々は我等の味方とおなりなさろう! レッド・ブランチ! レッド・ブランチ!軍人等 (剣や槍を叩いて)レッド・ブランチ! レッド・ブランチ!コノール 昇る日の旗をかかげよ! 昇る日の旗をかかげよ!軍人等 昇る日の旗! 昇る日の旗!コノール (勝ち誇って)神々は我等と共においでになる! (少し声を低くして...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...足は地上を離れて天へも昇るやうな有頂天の心状に陷り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...その前に太陽が東から昇ることを疑うよ」と言やあがる...
三好十郎 「肌の匂い」
...昇るとまもなく雲に隠れたが...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...月が昇るとまもなく...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...黒煙の立ち昇るのが見えた...
吉川英治 「三国志」
...立ち昇る香煙のなかに佇みながら私は茂左衞門を思ひ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...立ち昇る香煙のなかに佇みながら私は茂左衛門を思い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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