...父の言葉を聞きし時は天へも昇る心地致し候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...荘園天下に半して子弟殿上に昇るもの六十余人...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...生命の階段を昇るべく努力しつつある...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...(沖縄群島のような風の強い所には高く高く天にまで舞い昇るような雲雀は一匹も翔(こうしょう)していない...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...足場がなくては屋根へ昇る力はない...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...とんとんと階段を駈(か)け昇る足音がして...
高見順 「いやな感じ」
...昇る陽をまともに...
種田山頭火 「其中日記」
...明月の次第に高く昇るのを見てゐるのではない...
永井荷風 「町中の月」
...昇る時は、速度がまだそんなに大きくならないうちに、大気の濃い層を通り抜けてしまうので、摩擦熱のことは、そう大した問題にならない...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...高所に昇るに従って気圧が減少する...
中谷宇吉郎 「雪」
...と見ると、立ち昇る紫煙、四方は夕暮のようにたそがれて、室の中を籠むる異薫に、丈太郎は暫らく夢心地に俯向きましたが、やがて身心水の如く澄み渡って、今まで感じた事も無い、不思議な衝動が、全身の脈管を流れ去ります...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...天にも昇る心地で...
野村胡堂 「眠り人形」
...天に昇るどころか...
火野葦平 「花と龍」
...太陽が明日も昇ることや全ての人が必ず死ぬことは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...春の水船に十人(とたり)の桜人(さくらびと)皷打つなり月昇る時嵯峨の渡月橋辺の昔の光景でも想像しながらこの歌を読めば完全に鑑賞出来ようといふものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...即ち牛乳の濃きほど多くの水を要して高く昇る訳なり...
村井弦斎 「食道楽」
...靄になつて立ち昇るかと思はれる夜であつた...
森林太郎 「高瀬舟」
...時に逆さに立昇るかとも疑われる...
吉野秀雄 「滝しぶき」
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