...(沖縄群島のような風の強い所には高く高く天にまで舞い昇るような雲雀は一匹も翔(こうしょう)していない...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...それより冷徹した冬の大空を昇る月のように――この月に自分を例える時には彼女はいつも涙ぐましいほど浄化された気持になれた――自由に純潔でありたいと思った...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...東方に日の昇るを見て...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...・あすのあさの水くんでおくかなかな(追加)本妙寺・昇る陽を吸うてゐる南無妙法蓮華経・秋がきた朝風の土に播いてゐる・めつきり秋めいた風が法衣のほころび・何となく考へてゐる犬も私も草のうへ・夕立つや思ひつめてゐる・夕立が洗つていつた茄子をもぐ・夕立晴れたトマト畑に出て食べる・夕立晴るゝや夕焼くる草の葉・藁屋根はしづくする雑草はれ/″\八月廿三日今朝はすつかり秋だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...ずいぶん急な階段のてっぺんまで昇ると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...煙は上へ上へと昇るものだから...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...日がだんだんに昇る...
中里介山 「大菩薩峠」
...立ち昇る香煙は、その時最後の尾を引いて、名香蘭奢待は尽きてしまいました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...象徴をたよりに吾々は永遠の世界に昇るのである...
波多野精一 「時と永遠」
...淨き純なるもののみの住む天上の世界に高く昇ることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...これを踏み昇ると坊主畳を敷いた三十畳ほどの大部屋があり...
久生十蘭 「魔都」
...ドウかすると風を引(ひい)て悪寒(おかん)を催して熱が昇る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...こんな思ひに堪へて見るのも次の仕事の夢の緒口を辿るよすがともなるか――といふやうな呟きの煙りが辛うじて細々と立ち昇るおもむきを感知した...
牧野信一 「ゾイラス」
...又鶴の背にものらずに天に昇る法といふのは斯(か)うでした...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...森の木蔭(こかげ)を細(こま)やかに曲つて昇る赤い路(みち)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...昇る伽藍堂塔(がらんどうとう)の附属も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...釜口から昇る湯気は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すさまじいほどの大煙柱がもくもくとして高原の涯に立ち昇るのであつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
