...」彼は昂然として...
芥川龍之介 「忠義」
...思いついたように昂然と気どって...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...私は昂然と、「誘惑したとすれば、わたしの方でしたのです、」と答えてやりました...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...恒吉は昂然と池を眺めました...
豊島与志雄 「崖下の池」
...昂然と反り返りながら...
豊島与志雄 「狐火」
...また昂然と無数の頭をもたげ...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
...彼は昂然として言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...昂然と答えられるだろうか? 書物の内容の価値とか...
中島敦 「斗南先生」
...昂然としてかう言ひ放つた...
長塚節 「記憶のまゝ」
...昂然として、何の恐れもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その前に腰縄を打って追っ立てられるのは当の優曇法印、昂然として、少しもめげぬ姿で、口の中では、何やらモガモガモガモガと引っ切りなしに呪文のようなものを称えております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよいよ昂然とした意気を示すのだった...
久生十蘭 「地底獣国」
...」昂然として答えて曰く...
穂積陳重 「法窓夜話」
...昂然と本の包みを高く左の肩に押しつけたなり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その時エルリングはまた昂然として頭を挙げて...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...彼はたちまち昂然となると...
横光利一 「上海」
...一度頭を昂然とあげて歩きたい...
横光利一 「夜の靴」
...昂然と眼を挙げた...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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